(※画像はイメージです/PIXTA)

優秀なリーダーは、「部下が成長できる場」をつくり、「強いチームを育てる」ことができる。実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、チームで結果を出し続けてきた嶋村吉洋氏が語る「リーダーの極意」とは?

私が起業時に株式投資より不動産投資を選んだ理由

私はビジネスを起ち上げ、不動産を購入しました。

 

不動産から発生する資金で、新たなビジネスを起ち上げ、また不動産を購入する。

 

これを繰り返してきました。

 

いまは株式投資を積極的に行っていますが、まずは不動産投資をやり始めました。

 

その理由は、ビジネスと不動産投資は、レバレッジをかけやすいからです。

 

試しに銀行に行き、

 

「株を買うので、お金を貸してください」

 

と言ってみてください。おそらく断られます。

 

しかし、銀行に行き、

 

「不動産を買うので、お金を貸してください」

 

と言うと、貸してくれる場合があります。

 

銀行から融資を受けることで、資金的なレバレッジをかけることができる。これって凄いことだと私は思います。

 

私は、資金を含め、人生にレバレッジをかけることにこだわっています。

 

仮に私が俳優をやるとしたら、舞台俳優より、映画俳優を選ぶと思います。

 

舞台での活動だと、その会場の席数がレバレッジの上限になるからです。500席の会場だと、レバレッジは500です。

 

それに対して、国内映画での活動になると、レバレッジは約1億2,000万、日本の人口です。その映画でもワールドセールスを行うと約80億です。

 

このレバレッジの違いが、関係する人たちの収入に反映されます。

 

どうすれば、自分と部下の人生にレバレッジをかけることができるのだろう?

 

リーダーは、このことを常に考え、実践するとよいと思います。

 

ちなみに、上場株だと、私のような個人投資家は買った後に工夫できることがほとんどありません。

 

それに対して、不動産は、自分の工夫で、数字を改善することが可能です。

 

それが難しいからと不動産を敬遠する人がいますが、私にとっては、それが不動産の大きな利点なのです。

労働対価収入とストック収入で賢く資産を得る

大事な人を守るためには、賢く働く必要があります。

 

私はスプレッドシートに、自分と、自分の大切な人の年齢を書いて、人生を俯瞰するようにしています。

 

人は労働をして、その対価の収入を得ることが年々難しくなります。

 

つまり、労働対価収入の折れ線グラフは、基本的には下降するはずです。

 

それに対して、できるだけ早いタイミングから株・債権・不動産などの資産を買い続け、ストック収入を増やしたとします。

 

その場合、ストック収入の折れ線グラフは上昇するはずです。

 

下降する労働対価収入の折れ線グラフと、上昇するストック収入がクロスするポイントを、より早く、より高くすること。

 

折れ線グラフがクロスしたが、その時期が120歳だったら? あまり意味がないかもしれません(笑)。

 

また、折れ線グラフがクロスをしたが、その高さが500円だったら? これも、あまり意味がないかもしれません。

 

私は部下とともに、折れ線グラフがクロスするポイントをより早く、より高くするゲームを楽しんでいます。

次ページ素人はプロセスにこだわり、プロは結果にこだわる

※ 本連載は、嶋村吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

うまくいくリーダーだけが知っていること

うまくいくリーダーだけが知っていること

嶋村 吉洋

きずな出版

カリスマ経営者、初の出版! 10代で起業、実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、 現在は投資家として活動する、実業家・投資家の嶋村吉洋が語る「リーダーの極意」。 チームとは、自分…

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