本当に利便性を高めるのは「情報の統合と連携」
スマートフォンが便利だと感じるのは、登録した第三者の電話番号や個人情報がさまざまなアプリに連動することによって、瞬時にメールを送ったり、電話をかけたり、自分が持つ個人情報を複合利用してさまざまなアプリケーションを連携させて使えたりするためです。
つまり、情報を統合することによって、分断されたツールとしてではなく、1つの情報インフラとして機能させられているから便利だと感じる。これが本質なのです。便利さは新しい不便を生むことがあります。勤怠管理ソフトや経理ソフト、給与計算ソフトを導入したのはいいのですが、今度はそれら1つ1つを使い分ける必要が出てきます。この使い分けの段階で、重複作業が発生したり、入力ミスが発生するなどして、余計に混乱を招くケースもあります。
重要なのは、スマートフォンのように情報を統合的に各ツールに使用していく連携であり、連携ができて初めて真のデジタル化の恩恵を享受できたといえるでしょう。そして、その解決手段として、最も注目されているのが、業務統合システムなのです。
小松延顕
株式会社Office Concierge(オフィス コンシェルジュ)
代表