「休憩すると勉強に戻れなくなる」をズバリ解決。「早く勉強に戻りたくなる」魔法の休憩法

「休憩すると勉強に戻れなくなる」をズバリ解決。「早く勉強に戻りたくなる」魔法の休憩法
(※写真はイメージです/PIXTA)

偏差値や倍率の高い大学へ進学するために避けては通れない勉強。しかし、大人になってからも社会的役割や環境、抱く志に応じて学習しなければならないシーンはおとずれます。我々の人生で避けては通れない勉強を効率よく行う方法や、勉強そのものの捉え方について、ほぼ独学で東京医科歯科大学医学部医学科に現役合格した藤白りり氏が、著書の『いつも気分よく集中できる「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から詳しく解説します。

勉強時間の単位は「50分→休憩10分」がいい

勉強時間の長さを人と競い合う必要はないです。「覚えるのに時間がかかる人」もいれば、「すぐに覚えられる人」もいます。「覚えるのに時間はかかるけど一度覚えたことは忘れにくい人」もいれば、「覚えるのは早いけどすぐに忘れてしまう人」もいます。自分の特性を把握し、自分に合った計画をたてる必要があるのです。

 

必要な勉強時間の長さは人によって違ってくるため「何時間勉強しないといけない」という決まりはありません。ただ、たくさん勉強時間を確保すれば埋めるべき穴をたくさん埋められます。どんな人も、毎日ある程度の勉強時間はとりたいところです。

とはいえ、勉強に慣れていない人は、いきなり何時間も集中するのは難しいです。おすすめは「50分」。人間の集中力の限界は50~90分と言われており、私の体感としても50分がちょうどいいと感じています。

 

まずは50分やって、10分休憩。もう少しできそうだったらまた50分やって10分休憩。これを繰り返し、1日最低でも合計2~3時間(学校の授業以外)は机に向かえるようになることを目指しましょう。

 

勉強は「慣れ」です。たくさん勉強できる人は「集中力が高い」というよりは、単に勉強に慣れているのです。最初はあまり集中できなくても、毎日少しずつ取り組んでいると“ 耐性”がつきます。慣れていない人はいきなり3時間やろうとせず、まずは50分から始めてみましょう。

ギリギリで始めて自分を追い込む作戦はリスクが高い

なお、「早くから取り組むよりギリギリで始めたほうが集中できる」と主張する人もいます。たしかに、「もう時間がない!」と自分を追い込むと驚異的な集中力が生まれる経験は私にもあります。

 

ただし、この作戦は正確に逆算ができていなかった場合、大ピンチに陥ります。定期試験の副教科などには使える方法ですが、期間も長く量も膨大な受験勉強では使わないほうがいいです。「いかに穴を埋められるか」が勝負の受験では、早く本気になったもの勝ちです。

 

■1分復習

  • まずは「50分」から始め、少しずつ勉強時間を伸ばそう
  • 「50分→10分休憩」を繰り返し、1日最低2~3時間勉強しよう
次ページ「区切りのよさ」は気にしない。休憩のコツとは?

本連載は、藤白りり氏の著書『いつも気分よく集中できる「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から一部を抜粋し、再構成したものです。

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

藤白 りり

KADOKAWA

夢は大きく、勉強はコンパクトに。ノイズはぜんぶ「やる気」に変えよう! SNS総フォロワー数20万人超の現役医大生・藤白りりによる初の著書! 受験生時代、塾にほとんど通わずに独学で医学部に現役合格した、「ムリなくムダ…

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