偏差値70以上の国立医学部にほぼ独学で現役合格した著者が教える、勉強するメリット

勉強すれば未来の選択肢を増やすことができる

勉強を「しなきゃいけないからする」だと、やる気も出にくいですよね。

何のために勉強しているのかわからない、と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

勉強は自分の将来の選択肢を増やすためにするものだと私は考えています。将来やりたいこと、就きたい仕事が見つかったときに、学歴や勉強をあまりしてこなかったことが理由で、手が届かなくなってしまうのはもったいないですよね。

実は、私も中高生の頃は明確に就きたい職業があったわけではありません。中高生だとふだん触れ合う仕事も少ないので、興味があるものを見つけることも難しいですよね。だからこそ、将来の選択肢を広げるつもりで取り組んでいました。たとえば、医師は医学部にいかなくては就くことのできない職種です。

将来自分が何をしたいかわからない人こそ勉強しておくと安心なのです。

また、勉強は平等な観点で評価されます。テストや試験で「何点とれるか」「問題が解けるか・解けないか」。かなりシンプルな基準ですよね。

もちろん、教育格差を考えると完全に平等とは言えないかもしれませんが、芸能などのジャンルと比べれば平等性は高いでしょう。

勉強をがんばって成績をあげた経験は自信につながる

さらにいうと、勉強はやり方を工夫して取り組めば目に見えて結果がついてきます。「努力して成績を上げた」という成功体験は自信になるほか、将来何かに取り組もうと思ったときのモチベーションにもなります。

もちろん、勉強のほかにも部活やバイト、趣味や恋愛など、努力を重ねて目標を達成するという経験を得られるものはあります。それでもいいですが、大半の学生にとって、受験は自分の将来を左右する一番大きなイベントだと思うので、せっかくこの本を読んでくださっているみなさんには、勉強を通して将来の自信につながる成功体験をしてほしいです。