(※写真はイメージです/PIXTA)

偏差値や倍率の高い大学へ進学するために避けては通れない勉強。しかし、大人になってからも社会的役割や環境、抱く志に応じて学習しなければならないシーンはおとずれます。我々の人生で避けては通れない勉強を効率よく行う方法や、勉強そのものの捉え方について、ほぼ独学で東京医科歯科大学医学部医学科に現役合格した藤白りり氏が、著書の『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から詳しく解説します。

未来の「なりたい自分」や憧れを思い浮かべてみよう

中高生のみなさんは、毎日学校で授業に参加していますよね。そこへ加えて宿題や予習・復習をしたり、塾や予備校に通ったり、受験勉強をしたりするには、勉強に対してかなり前向きな気持ちがないとがんばれないと思います。

 

がんばるためのモチベーションとして私が大事にしていたのは、将来や未来の「なりたいイメージ」です。

 

夢やビジョンというと少し大げさですが、みなさんにも何か、将来「してみたいこと」「あそこへ行きたい」などの希望やイメージはありませんか?

 

私は小中学生の頃AKBなどのアイドルが好きで、都会にも憧れがありました。また、テレビのクイズ番組で賢いタレントさんが活躍している姿をみて「かっこいいな」と思っていました。

 

そんなとき、親から「東京の大学へ行けば東京に住めるよ」と言われ、東京の大学を受験したいと中学生の頃からなんとなく思っていました。

 

さらに、アイドルたちが可愛く活躍している姿を見て、「私も早く大学生になってメイクやファッションを楽しみたい」とも思っていました。

 

医学部志望になってからは、医学部に入って楽しい大学生活を送る想像をたくさんして乗り越えました。このような未来への希望が、勉強をがんばる意識の根本にあったように思います。

目標とする学校はレベル高めくらいがちょうどいい

「都会へ行きたい」「大学生活を楽しみたい」などの漠然としたビジョンでもいいですが、具体的に行きたい大学が見つかると、より勉強のモチベーションにつながります。

 

最初は「有名だから」といった動機でもかまいません。受験が本格化してからオープンキャンパスに行ったり、大学案内を見たりして、具体的に絞り込んでいけばいいからです。

 

現時点では実力が伴っていなくても、憧れの学校があると日々の勉強に対して前向きな意味づけができます。ちなみに、高いレベルを目指しておくと受験直前に少しランクを落とすこともできますが、その逆は難しいので、初めのうちは理想を高く持っておきましょう!

 

■1分復習

  • 未来の「なりたいイメージ」を想像してみよう
  • レベル高めの憧れの学校を目指し、毎日の勉強に取り組もう
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    本連載は、藤白りり氏の著書『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から一部を抜粋し、再構成したものです。

    いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

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    藤白 りり

    KADOKAWA

    夢は大きく、勉強はコンパクトに。ノイズはぜんぶ「やる気」に変えよう! SNS総フォロワー数20万人超の現役医大生・藤白りりによる初の著書! 受験生時代、塾にほとんど通わずに独学で医学部に現役合格した、「ムリなくムダ…

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