(※写真はイメージです/PIXTA)

テレワークやオンライン作業が多くなるにつれて、知らず知らずのうちに、これまでとは異なる様々なストレスが心と身体にかかるようになっています。それらのストレスがどのようなものか、解消・緩和する方法はないのか、ベストセラー『人は見た目が9割』(新潮新書)でおなじみの劇作家・演出家 竹内一郎氏が、著書『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』(春陽堂書店)で解説します。

「マルチタスク」が集中力低下と疲労を招く

同じく、米国オールド・ドミニオン大学の研究グループは、「ミュートのオン・オフを多用して発言するほうが黙ったままでいるよりも疲労度が低い」という研究結果を発表しています。

 

ミュートにしてずっと黙っているより、たまに発言するほうが疲れは少ない、というのは感覚的にわかります。

 

また、ミュートにしておくのは会議以外の雑音を遮断するためで、耳が受けるストレスを軽減する狙いもあります。

 

それにしても、全世界の人間がいかにリモートコミュニケーションにストレスを感じているか、こうした研究結果が次々発表されることからも伝わってきます。

 

オンライン会議が対面より疲れるのは、脳にも負荷を与えるからだということはすでに述べました。

 

そんなふうに疲労が重なっているところに、スマホに届いたLINE やメールに対応することもあります。

 

2つ以上のことを同時にすることを「マルチタスク」といいます。

 

マルチタスクの状態は、卓上の機械が増えれば増えるほど、混乱していきます。

 

重度にマルチタスクを行っている人は「無関係な刺激からの干渉を受けやすく、ミスが多いうえに作業の効率が悪い」ことがわかっています。

 

沢山のことを一度にやろうとすれば、注意力が散漫になり、ミスが増えるのは、人間なら仕方がないことです。

 

英国サセックス大学の研究では「動画を見ながらオンライン会議やインターネットを見る。あるいは、PCやタブレット、スマホなど複数のデバイスを頻繁に操作していると、神経細胞が多く集まっている脳の灰白質という部分の密度が低くなる」ことがわかっています。

 

単純に考えて、仕事中に電話がかかってくると、それまでやっていたことを中断しなくてはなりません。集中してやっていたことを中断させられる。そこからまた集中力を元のように戻すことは容易ではありません。

 

現代は、仕事に割り込んでくるものがメール、SNSと増えているので、それだけ注意力が低下する可能性があります。

 

集中して仕事に没頭したいときは、スマホの電源を切るくらいことをしてもいいのではないでしょうか。

 

【重要!】マルチタスクは集中力を低下させる。

 

 

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マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

竹内 一郎

春陽堂書店

115万部突破!! 『人は見た目が9割』(新潮新書 2005年)著者が、マスクをしたまま・リモートでのやりとり…、でも円滑なコミュニケーションを取る極意を伝授!

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