(※写真はイメージです/PIXTA)

オンライン会議では、無意識のうちによくない印象を与えてしまったり、他の参加者とのコミュニケーションが難しかったりすることがあります。好感度と伝わり方が格段にアップするコミュニケーションの作法について、ベストセラー『人は見た目が9割』(新潮新書)でおなじみの劇作家・演出家 竹内一郎氏が、著書『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』(春陽堂書店)で解説します。

オンライン会議での「表情」「リアクション」の重要性

オンライン会議で、じっと顔の動かない人がいます。

 

顔というより、表情が変わらない人です。本人は怒っているわけではないのでしょうが、じっとモニターを見ているので表情もだんだん硬くなってくるのです。結果的に、怒った顔に見えてきたりします(【図表】)。

 

リモートコミュニケーションでは表情は特に大切な情報です。

 

オンライン会議は、テレビに出演しているのと同じなのです。

 

【図表】オンライン会議では表情が硬くなりがち

 

テレビのバラエティ番組ではVTRが流れているとき、スタジオの出演者は画面の角っこの「ワイプ」に見ている顔が映し出されます。彼らは「見られてもいい顔」になっているものです。

 

私たちはタレントではないのだから、そこまで気を使う必要はありませんが、彼らがどんなふうに反応しているか注意して見てみると、参考になる点が多いと思います。

 

最低限、意識してほしいのが「頷く」ことです。

 

特に反対意見でもないことなら、小さく頷くのです。頷くということは、意識が対象に向かっているということ。無表情になりにくく、相手からも「きちんと聞いて、反応してくれているな」と好印象を持たれます。

 

あまり大きく頷くとわざとらしいので、ほどほどでいいと思います。

 

表情が変わらないと、「反対なのかな」「随分不機嫌な顔をしているが、話題が不愉快なのかな」と、相手に気を使わせてしまうことがあります。

 

頷くと、必然的に下を向くことになるので、その時間は他人の視線を受けなくて済みます。オンライン会議は「自分が常に人から見られている状態」に耐えられない人もいるものです。

 

意識して、他人の視線を受けない工夫をするのも、自己防衛の1つになります。

 

とはいえ、あまり難しいことを考えずに「適度に頷く」と覚えておくこと。それだけで好感度も上がり、お得です。

 

【重要!】頷くことで、好感度アップ

 

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