(※写真はイメージです/PIXTA)

新型コロナウイルス禍のなか、働き方が大きく変わり、家でテレワークをする人が急増しました。快適さがある一方で、知らず知らずのうちに心身ともに不健康な状態に陥ってしまうことがあります。自分自身の心と体を健康に保つ工夫について、ベストセラー『人は見た目が9割』(新潮新書)でおなじみの劇作家・演出家 竹内一郎氏が、著書『マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション』(春陽堂書店)で解説します。

身の回りに「美しいもの」を置く

目の輝きの美しい人とそうでない人がいます。

 

遺伝的なものもあるので、私も強くは言いません。

ただし、人は自分の興味のあるものは、真剣に見る傾向があります。

 

花の好きな人は花の品評会に行くと、お気に入りの花をいつまでもじっと愛でているものです。車の好きな人は自分の憧れの車を見ると、内装の1つ1つまで愛おしむように見ています。

 

「目が輝く」とまで言っていいかはわかりませんが、好きなものを見ているときの人は「目に力がある」と感じられます。

 

巣ごもり生活の欠点は「自分の心が動くもの」「美しいもの」を見られる機会が減ることでもあります。

 

都会に住んでいると、豊かな自然を見ることも少ないものです。ましてや、ワンルームマンション暮らしでは普及品の電化製品、それらのリモコンなど、「美しい」とは言えないものばかりが周囲にあります。

 

「眼福」と言えるものはないと言っていいでしょう。

 

私はカレンダーは毎年、自分の気に入ったものを書店で買うようにしています。

 

12月になるとあちこちからいただく機会がありますが、毎日見るものは「瞳孔が開く」ほど美しいものがいいと考えているからです。

 

今年のカレンダーは毎月、シャガールの絵が出てきます。

 

こうした刺激がないと、心が麻痺状態に陥ります。そして目が死んでいきます。

 

巣ごもり生活で心が麻痺状態にある人の中には、自分の目が死んでいることに自覚のない人も多いのではないでしょうか。

 

美しいものだけでなく、好きなもの、自分の好きなアイドルやスポーツ選手のポスターも効果があると思います。

 

さらには部屋の外に出て、自然の美しさに触れてみましょう。精神衛生にもいいはずです。空、海、山、植物、動物、虫……。自分をハッとさせてくれる美しいものとの出会いは目に生気と輝きを与えてくれます。

 

私の友人に、散歩の途中で見た「小さな美しいもの」をFacebookに挙げて楽しんでいる人がいます。「小さな美しいもの」を見逃すまいとするその姿勢も、目を輝かせるのだと思います。

 

【重要!】毎日、「自分の心が動くもの」を見よう。

 

 

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マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

マスク時代リモート時代の《新》コミュニケーション

竹内 一郎

春陽堂書店

115万部突破!! 『人は見た目が9割』(新潮新書 2005年)著者が、マスクをしたまま・リモートでのやりとり…、でも円滑なコミュニケーションを取る極意を伝授!

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