(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資によって安定した資産形成を行うにはどうすればよいのでしょうか。リスク低減と損失のリカバーを両立した新しい投資方法「トライアングル不動産投資」について、その考案者である木村洸士氏の著書『不動産投資は組み合わせが9割: 家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術』から一部抜粋し、理論や具体的な方法を詳しく解説します。

「建築型」のメリット・デメリット

土地を購入して建てる「建築型」の場合、利回りが10 %以上、場合によっては12〜13%以上になることもあり、好条件の投資となります。ただ、それだけの数字を実現するのには、経験とスキルが必要となり、また建築途中のリスクも加わることは理解しておくべきです。

 

アパート運営のリスクには修繕に関する内容も含めて考えます。とくに中古アパートの場合は、築年数や使用状況に応じて修繕が必要になることがあります。しかもアパートは規模が大きいため、戸建てよりも修繕の回数が多くなるケースが大半です。

 

しかし、新築アパートであれば、建築工事自体の欠陥を除くと、向こう10年ほどは修繕費がほぼ生じないと考えられます。その分、急な出費に驚かされることもなく、入居率さえ安定していれば、落ち着いて運営していけるのが強みです。もちろん、入居者が退去したときの原状回復費はかかりますが、それは他の不動産でも同じです。

 

修繕費を加味する必要がないということは、収支の計算がしやすいということです。収支の見通しが立てば、それだけ投資計画もしやすくなります。

 

投資において最も避けるべきなのは、不確実性があることです。その点、将来を見通しやすい新築アパートはやはり、初心者にも向いていると言えるのではないでしょうか。

序盤戦の強い味方! 新築アパートに融資する金融機関

新築アパートの購入は、金融機関から融資を受けて行います。この点では、一般的な不動産投資と変わりません。ただ、融資を受けて物件を購入するということについては、中古アパートも同じです。そうなると、「先に(比較的価格が安い)中古アパートを購入してもいいのでは?」と思われる方もいるかと思います。

 

しかし、トライアングル不動産投資においては、あくまでも「新築アパート→中古アパート」という順番を推奨しています。たしかに中古アパートは価格が安いため利益が出やすく、利回りも高くなりやすいので、投資対象としては優秀です。

 

しかし、修繕などのテクニックが必要なことに加えて、先に買うことで、新築に対する金融機関からの融資が難しくなります。新築に対する融資を行う金融機関は、あなたの残債総額を見てくる傾向があるからです(一方、中古アパートに対する融資を行う金融機関は、そこまであなたの残債を厳しく見ない傾向があります)。

 

これまでにも繰り返し述べてきたように、不動産投資で重要なのは「物件を買い進めていくこと」にあります。

 

不動産投資の失敗でよくあるのは、自己資金を溶かしてしまい、それ以上物件を購入できなくなることです。その結果、資金が貯まるまで何もできなかったり、長期譲渡になるまで売れなかったりなどと、困ることになります。

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※本連載は、2022年7月20日発売の木村洸士氏著書『不動産投資は組み合わせが9割: 家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術』から一部を抜粋し、再編集したものです。

不動産投資は組み合わせが9割:家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術

不動産投資は組み合わせが9割:家賃収入1000万円を最速で叶える トライアングル不動産投資術

木村 洸士

合同出版

家賃収入5000万円の脱サラ大家が指南する 戦略的に資産を積み上げる最強メソッド \100万円からスタート/ \目指せ 資産1億円! / ★巻頭ページで体験者の実例をカラーで紹介★ 不動産投資を始めたものの、こんな伸び…

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