不快感を与えない断り方の3ステップ
▶どうでもいいことにこだわる
仕事についての要望ならいざ知らず、本筋とは無関係などうでもいいことにこだわられるのは避けたいですよね。
1つひとつの要望は大したことがなかったとしても、積み重なると大きな時間や手間がかかることになります。
この場合の目標は、「相手の要望を断る」ことですが、その際に気を付けていただきたいのは、杓子定規に断らないということです。
「会社の規定でできません」
と、言い切ってしまうのではなく、まずは相手に共感する姿勢を見せましょう。
「相手に不快感を与えない断り方」は、テンプレートのようなものなので、どんなシーンでも応用可能です。
この3ステップをしっかり頭に入れて対応してみてください。
①感謝する
②理由をつけて断る
③「次こそは」を匂わせる
「会社の規定で」という理由は正論ですが、言われたほうは、頭では相手の言い分が正しいと分かっていても、自分が無下に扱われたように感じてしまいがちです。
たとえば、オンラインMTGや電話で済む要件を、どうしても対面で話したいという取引先には、彼らなりの理由があるはずです。まずはそれを聞いて、
「おっしゃる通りです。対面を希望していただきありがとうございます。お気持ちは分かりました」
と、共感を見せたうえで、
「ただ、大変申し訳ございませんが、今このようなご時世なので……また落ちついた時にはよろしくお願いします」
と言えば、同じ断るにしても、かなりマイルドになります。
マズローの欲求5段階説でも触れたように、人間の5つの欲求のうちのどれを重視するかは、人それぞれ違います。
上司が挨拶を返してくれないということが、精神的にまいってしまうきっかけになることがあるように、あなたにとっては些細に思えることでも、それが原因で人間関係がギクシャクしてしまうことはよくあることです。
そのことを頭の片隅に置いて、相手を尊重しながら良好な関係を保っていきましょう。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
【オンライン開催(LIVE配信)】希望日時で対応(平日のみ)
「日本一富裕層に詳しい税理士」による無料個別相談セミナー
富裕層の相続対策から税金対策の悩みを一挙解決!
詳しくはこちら>>>
↓コチラも読まれています
ハーバード大学が運用で大成功!「オルタナティブ投資」は何が凄いのか
富裕層向け「J-ARC」新築RC造マンションが高い資産価値を維持する理由