(※写真はイメージです/PIXTA)

時間になったら食事をする習慣系の人は脳の誤作動による「ニセの食欲」によって、食べ過ぎ状態になりやすいのです。食事は「習慣」ではなく「補給」するために食べるのが本来の姿です。パーソナルトレーナーとして25年の経験の中野ジェームズ修一氏が著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)で解説します。

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「白米」は太りにくいエネルギー源の筆頭

▶Q:ダイエットを成功させる食事はどっち?

A:とりあえず炭水化物を抜く
B:茶碗1杯分のご飯を毎食食べる

 

中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。
中野ジェームズ修一著『やせるのはどっち?』(飛鳥新社)より。

 

正解はこっち! B:茶碗1杯分のご飯を毎食食べる

 

■B:茶碗1杯分のご飯を毎食食べる

 

多くの人が実践する「炭水化物抜きダイエット」。炭水化物は「体脂肪になるから」と敬遠されがちですが、糖質はもっとも効率のよいエネルギー源。なぜこれほどまでに嫌われてしまったのか? と不思議でなりません。

 

たしかに糖質を抜くと、一時的に体重は軽くなります。しかしそれは、糖質1gに対し水分が3gくっついてくる、という性質があるからです。つまり体内の水分量が一時的に減っただけで、体脂肪が減ったわけではありません。

 

人は生きているだけでエネルギーを必要とします。また、脂肪を燃焼するためにもエネルギーが必要。筋肉量を増やすためにも、タンパク質と糖質の両方が必要です。

 

むしろ、炭水化物をしっかり摂らないと、体はどんどんやせにくくなります。なぜなら炭水化物が足りなくなると、体内で「糖新生」という現象が起きるからです。

 

糖新生は、糖質が足りないとタンパク質を分解することでエネルギーを生み出す、という体のシステム。糖新生が起こると、せっかく筋トレをしても、筋肉量が増えるどころか、筋肉が分解されて減ってしまいます。筋肉量が減れば、当然、基礎代謝が落ち、消費カロリー量は減っていきます。つまり、炭水化物を抜いた結果、やせにくい体になってしまうのです。

 

とくに白米は「悪者」のように言われますが、本当にそうでしょうか? 日本はずっと白米が主食なのに世界トップクラスの長寿国です。白米にも微量ですが、ミネラルやビタミンB群、タンパク質も含まれますし、パンやパスタ料理に比べれば圧倒的に低脂質。むしろ太りにくいエネルギー源の筆頭です。毎食茶碗1杯(150~200g)ぐらいは、全然、食べてOKです。

 

ちなみに、白米とオートミールの栄養価を比べ、「オートミールのほうが断然いい」と語る人もいますが、みなさん、3食オートミールを食べる生活、できますか? 定食屋で「白米をオートミールに変えてください」と言えるでしょうか? オートミールのほうがビタミンやミネラルの含有量が多いのは確かですが、本当に実行できるかどうかも冷静に判断を。

 

非現実的な情報に振り回されるのは、もうやめにしましょう!

 

中野ジェームズ修一
PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定運動生理学士

 

 

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本連載は、中野ジェームズ修一氏の著書『やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則』(飛鳥新社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

中野ジェームズ修一

飛鳥新社

ダイエットを始めた日本人の8割以上が挫折する、という残念な調査結果もあります。おそらく、過去、何度もダイエットに失敗した経験を持つ方はたくさんいらっしゃるでしょう。 しかし、長年の経験をもとに、著者は断言します…

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