(※画像はイメージです/PIXTA)

「成績が伸び悩んでいる」という子たちが、勉強をさぼっているかといえば、そんなことはありません。毎日長い時間机に向かい一生懸命取り組んでいます。そして、塾の授業についていけるスピードを身につけていることも多く、なんの問題もないようにみえます。プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康氏が著書『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

子どもが「どのような勉強をしていか」を観察

■「アタフタさん」チェックテスト

 

中学受験を目指すご家庭の親御さんは、いつもお子さんのことを気にかけていると思います。とくにお母さんは、食事や睡眠の質のキープ、体調管理など、生活環境を整えることに気を配っておられるでしょう。

 

そして、お子さんが何時間勉強したか、課題を何ページこなしたかということにも意識を向け、毎日、学習のフォローをされていることでしょう。

 

しかし、お子さんが「どのように勉強しているか」をじっくりと観察したことがある方は少ないと思います。観察して気になることがあっても、それがお子さんの成績の現状とどう関係するのかはわからないということもあると思います。

 

そこで、「成績が伸びない」「うちの子、このままで大丈夫かな」と気になる親御さんに向けて、チェックテストを用意しました。ぜひ、試してみてください。

 

「アタフタさん」チェックテスト

□ケアレスミスが多い
□しっかりと読まずに解き始める
□不機嫌にイライラしながら学習している
□わからない問題に出くわすとすぐにあきらめてしまう
□よく当てずっぽうの答えを書く
□「なぜこう書いたの?」とたずねると屁理屈を言ってキレ気味になる
□ノートや解答用紙に書かれた文字や数字が雑
□書くことを面倒がる

 

お子さんに当てはまる項目はあるでしょうか。この8項目のうち3項目以上当てはまるようであれば、今が毎日の学習習慣を親子で見直すよい機会です。

 

「アタフタさん」は、「この最後の計算で答えが出る!」と思った瞬間に、慌てて雑な字を書いてケアレスミスをしがちです。宿題の問題を解くときに算数の式や図を書くのを面倒がるのも、明らかに当てずっぽうで答えを書いたり、間違いを指摘すると屁理屈を言ってキレ気味になるのも、そうなってしまう理由は1つ。

 

正解することよりも、勉強を終わらせることが目的になっているからなのです。

 

西村 則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表

 

 

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※本連載は、西村則康氏の著書『 難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

西村式中学受験小4~小6で差をつける 難関校合格のすごい勉強習慣 受かる子・受からない子の違いは「スピーディー&スロー」学習法

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西村 則康

日本能率協会マネジメントセンター

難関校が求める「難問に向き合ったときでも試行錯誤できる子」「自分の頭で考えられる子」を育てる。スピーディー学習、基本的な処理能力を身につけるトレーニング、スロー学習、「いつもどおり」の安定した行動をとらせるため…

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