相手を思いっきり褒めてみる
■こんな時どうしたらいい? シーン別対処法
▶マウンティングされる
マウンティングする人たちは、自分に自信がなく、不安を抱えています。
本人がそれに気づいているパターンもあれば、気づいていないこともありますが、自信のなさや不安を周囲に悟られたくないために、自慢話でプライドを保とうとしたり、人を見下して優越感を保とうとしているケースが大半です。
そんな人たちへの対処法として私が提案するのは、「好きなだけマウンティングさせる」という方法です。
もしもあなたが彼らに「ライバル」と認識されてしまったら、相手はなんとかして自分が上だとアピールしようとします。
そこで真正面からぶつかると、相手はさらに過剰に反応してくるため、相手にすればするほどエネルギーを消耗してしまいます。
適当に相づちを打ちながら「お好きにどうぞ」くらいの感覚で聞き流し、あなたへの対抗心や興味が薄れるのを待ちましょう。
最初はイライラして聞き流すのが難しいと感じられるかもしれませんが、それはむしろ当然のこと。
マウンティングする人たちは、あなたをいらだたせ、反応させるために挑発的なことを言っています。あなたが自分の言葉に反応するのを楽しんでいるのです。
そんな言葉を聞き流すのは最初は苦痛が伴うと思いますが、マウンティングが始まったと思ったら、意識的に話を耳に入れないように心がけていきましょう。
そして、もう1つおすすめなのは、「マウンティングが始まったら、相手を思いっきり褒める」ということです。
人はあからさまに褒められると警戒するものですが、彼らは大きな不安を抱えているため、皮肉に気づくラインが極端に低いのです。
「××さん、本当にすごいです! 一生かなわないです!」のように、普通の人なら「わざとらしい」と思うくらい大げさに褒めても、悦に入いって聞いている場合が多いので、一種のゲームだと思ってやってみましょう。
承認欲求が満たされることで、逆に仕事を手伝ってくれるようになったり、役に立つアドバイスをくれる関係が築ける場合もありますよ。