自分と仲良くなるアドラーエクササイズ
自己受容ができ自己肯定感が高い状態を、「自分と仲良くなれている」といいます。
この「自分と仲良くなれている」感覚を解説していきます。
アドラーは「幸福の三条件」として、次の3つを挙げています。
①自分を受け入れていること
②他者を信頼していること
③他者に貢献していること
①を私なりの言葉にすると、「自分と仲良くなる」という表現がとてもしっくりきます。自分と仲良くなるメリットは、
・何をしていても自分を信じられる
・周りの評価・批判がそれほど気にならなくなる
・不必要な不安や心配が減る
・失敗をおそれすぎなくなる
・行動、挑戦しやすくなる
・リカバリーが早い
・時間やエネルギーを有効活用できる
・心身ともにいいコンディションでいられる時間が増える
逆に「自分と仲良くない人」は、セルフマネジメントをやろうとしても、なかなかうまくいかないことが多いです。
なぜなら、「自分は、本当は何がしたいのか?」を考えにくくなっているからです。「自分と仲良くない人」とは、どんな人のことでしょうか?
「自分には上司は務まらない」と思っている人。
「自分には上司として必要とされる能力がない」と思っている人。
「やらなければならないことばかりで、やりたいことができない」と思っている人。
「予算やお金がないから無理」と思っている人。
「時間がないから無理」と思っている人。
「自分には体力や知識や経験がない」と思っている人。
「自分には徳がない」と思っている人。
「理解してくれる人などいるわけがない」と思っている人。
……そんなふうに、自分の思い込みで、自分の価値をどんどん低く見積もってしまう人のことです。