
うまくいくチームのリーダーは、「アクション」だけでなく「リアクション」も大切にしています。たとえば、部下から「報告・連絡・相談、質問、提案」などがあったとき、対応が上手なのです。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。
「アクション」より、「リアクション」を
うまくいかないリーダーは「キャッチボールではなく、ドッジボールをしている」ことが多々あります。
「『ダメ出し中心』のマネジメントになっている人」が、ドッジボールをしているパターンです。
部下に成長してもらいたい、チームをよくしたいという思いを持っているからこそ、上司側が自分の言いたいこと、伝えたいことだけを一方的に部下に投げつけるだけになっているケースがあります。
あなたはどうでしょうか。
■うまくいかないリーダーはリアクションが薄い
部下に接する方法は大きく分けて2種類あります。
ひとつは「アクション」で、もうひとつは「リアクション」です。
ここでいう「アクション」とは、上司から部下に積極的に働きかける行動を指します。指示命令、質問、挨拶、叱咤激励、アドバイス、フィードバックなどです。
一方「リアクション」とは、部下側からなんらかのアクションが(報告・連絡・相談、質問、提案、挨拶、雑談など)あったときの、上司の反応を指します。
仕事熱心なリーダーであればあるほど、「アクション」を重視しがちです。スピーチ力、交渉力、説明力、伝達力、フィードバック、プレゼンテーション、ファシリテーションなどについて、学んでいることでしょう。
実は、うまくいかないチームのリーダーに共通することは、上司側の「リアクション」が薄いことです。
部下が主体的にアクションを起こしても、否定したり、後回しにしたり、聞き流したりしています。もちろん、上司も悪気はありません。
あるいは、先述した部下への「ダメ出し」をやめた結果、リアクションがしにくくなったという場合もあります。
ですが、部下側からしてみたら、リアクションが薄いと、
「せっかく報告したのに、たいして聞いてもらえなかった」
「この人に提案してもスルーされてしまう」
「相談しても無駄」
と捉えることになります。
結果的に、チームがまとまらない要因につながっていきます。
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