(※画像はイメージです/PIXTA)

不動産投資を始めたいと思っている方のために、不動産投資会社を徹底比較します。また、不動産投資会社の選び方や、相談前に知っておきたい基礎知識についてもあわせて紹介します。

不動産の需要拡大により、不動産投資を始めようと考えている方は少なくありません。そのようなときに頼りたいのが、不動産投資会社です。物件紹介だけではなく、専門家としてのアドバイスをくれることもありますが、トラブルに巻き込まれることもあります。

 

この記事では、不動産会社の選び方やおすすめの不動産投資会社、相談前に知っておきたい基礎知識などについてまとめてご紹介していきます。

 

不動産投資会社を頼れるパートナーとして活用するコツや具体的な相談先が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次
1. 不動産投資会社の選び方
1.1. 取り扱い物件数や運営実績
1.2. なぜ実績を出せているのかの仕組み
1.3. リスクに対しての説明
1.4. 対象としている年収レンジ
1.5. 強みがある投資方法
1.6. 金融機関との提携可否
1.7. 賃貸管理サポートの有無
1.8. セミナーや資料の有無
2. 最初に相談したい!不動産投資会社15選
2.1. 入居率99%超の新築・中古不動産投資会社「プロパティエージェント」
2.2. 入居率約99 %のアパート不動産投資会社「シノケン」
2.3. 入居率97.23%の中古アパート・マンション投資会社「武蔵コーポレーション」
2.4. 入居率98.19%の人気不動産投資会社「日本財託」
2.5.入居率98.7%のブランドマンション不動産投資会社「FJネクスト」
2.6.入居率98.1%の新築マンション投資会社「グローバル・リンク・マネジメント」
2.7. 入居率99.7%のアパート投資会社「トーシンパートナーズ」
2.8. 入居率99.5%のマンション投資会社「RENOSY」
2.9. 入居率99.2%の中古マンション投資会社「エイマックス」
2.10. 85%が頭金10万円以内のマンション投資会社「湘建」
2.11. 国内有数のアメリカ不動産投資会社「オープンハウス」
2.12. 1万円から始める不動産投資会社「オーナーズブック」
2.13. 入居率99.79%のマンション投資会社「インヴァランス」
2.14. 4割以上が頭金10万円以内のマンション投資会社「リズム」
2.15. 国内最大規模の海外不動産ポータルサイトを運営「ビヨンドボーダーズ」
3. 不動産投資会社に相談する前に確認すべき基礎知識
3.1. 不動産投資会社の仕組み
3.2. 不動産投資で利益を得る方法
3.3. 不動産投資物件の種類
3.4. 不動産投資の利回りとは
4. 不動産投資会社と契約する前に知っておくべきポイント
4.1. 手付金は安易に支払わない
4.2. 机上のレントロールを信用しない
4.3. 表面利回りだけではなく実質利回りや返済後利回りも確認
5. 不動産投資会社への相談は必ず複数社行うのがおすすめ

1. 不動産投資会社の選び方

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

では、具体的に不動産投資会社の選び方はどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。不動産投資会社の選び方を8つのポイントに絞って解説していきます。

 

1.1. 取り扱い物件数や運営実績

不動産投資では、入居率や取り扱い物件数など様々な数字を基に、不動産投資会社の実態や実力を測ることができます。つまり、不動産会社の実績や信頼度を数字で判断することができるのです。

 

たとえば、売買棟数として500以上、管理戸数として5000以上管理している会社であれば、信頼度が高いといえるでしょう。

 

不動産管理会社であれば何戸管理しているのかという実績は、信頼性を測るうえで重要になります。管理戸数や所有戸数が多ければ多いほどノウハウを持ち合わせているという証明になるので必ず覚えておくようにしましょう。

 

ただし注意したいのが、その数字がどのように集計されたのかを確認しておかなければ、見当が外れる可能性もあることです。実績の数字を確認するのも大切ですが、その数値のソースや正確性も必ず確認するようにしましょう。

 

1.2. なぜ実績を出せているのかの仕組み

先にも解説したように、不動産投資会社を選ぶときには、実績数値を確認することが大切です。そのため「入居率99%!」などの数値などは一見魅力的に感じるかもしれません。

 

しかし、その数値が「どのようにして出されているのか」までを確認している方は少ないでしょう。場合によっては、期間を絞ったり母数を絞ったりすることで出せた数値の可能性もあるのです。

 

サイト上に提示された数字をただ単に信じ込むのではなく、その数字を出せている仕組みを理解して考えることが重要になります。

 

1.3. リスクに対しての説明

不動産投資には、元本割れリスクや破産リスクがあります。そのほか、空室リスクや天災リスクといった様々なリスクが発生する場合があります。

 

しかし、不動産投資会社に相談した際にリスクなどには触れず、一方的にメリットばかりを押してくる場合、契約後はサポートするつもりがないのも同然です。そのため、不動産投資のメリットだけでなく、きちんとリスクを説明する会社かどうかもポイントとなります。

 

どのようなときにリスクが発生するのか、空き室リスクを減らすためにはどのような対策が必要なのかなど、事前にしっかりと説明してくれる不動産投資会社に相談しましょう。

 

1.4. 対象としている年収レンジ

当然ですが、不動産投資会社ごとに取り扱っている不動産の種類は異なります。そのなかから、自分の年収や条件に合った物件を紹介してもらうことになります。しかし、顧客の返済能力に合わない高額の物件を強引にすすめてくる不動産投資会社も存在します。

 

物件購入時に個人資産が足りない場合、銀行からの融資を受けることになりますが、ギリギリ返済できるかどうかというラインの物件を購入すると、ローン返済が困難になるリスクもあります。

 

顧客の収入や返済能力などの確認を行わず、強引に高い物件を提案してくる不動産会社には注意が必要です。事前相談時に、どのような顧客が多いのか、どの程度の価格帯の物件を多く取り扱っているのかを確認しておきましょう。

 

1.5. 強みがある投資方法

不動産投資会社ごとに得意とする不動産投資方法が異なっています。たとえば、「区分マンション投資」「一棟マンション投資」「一棟アパート投資」「不動産投資信託(REIT)」「戸建て投資」「駐車場投資」といった様々な投資方法のなかで、その会社が特に力を入れているものが必ずあるはずです。

 

自分が興味のある不動産投資方法を得意としている会社なのかは、その会社のホームページなどを確認すればわかりますので、必ず事前に確認しておきましょう。

 

1.6. 金融機関との提携可否

不動産投資では、個人で金融機関から融資を引くのが難しいケースが少なくありません。その点、金融機関と連携している不動産投資会社であれば、個人で申し込むよりも融資交渉をスムーズに進めることができ、金利や融資金額も個人より条件がよくなる可能性もあります。

 

特に、投資初心者の方や、保有している資産が少ない方は、金融機関と連携している不動産会社を選ぶことをおすすめします。

 

1.7. 賃貸管理サポートの有無

特に不動産投資初心者の方は、不動産購入時だけでなく、その後のアフターフォローがある会社かどうかも確認をするようにしましょう。なぜなら、不動産投資ではどのような物件を選ぶかと同じくらい、購入後の管理・運営が重要なためです。

 

時間が経過すると物件のメンテナンスが必要になったり、家賃の変動が出てきてしまったりと様々な状況が考えられます。管理業務を行なっている会社なら、物件のことを把握し、問題が出てきた場合に対応してくれます。

 

そのため、管理業務までサポートがあれば長期的に安定した不動産経営が実現でき、より安定感のある資産運用が可能になります。

 

1.8. セミナーや資料の有無

不動産投資会社ではセミナーの開催や資料配布などでノウハウや自社の強みを説明しているケースが多いです。例を挙げると、「グローバルリンクマネジメント」「FJネクスト」「シノケン」などの不動産投資会社は無料セミナーを開催しています。

 

契約前に資料などで情報を無料で公開している会社を選ぶことにより、契約後のギャップを少なくでき、効率的な不動産投資を行うことができます。そのため、セミナーや資料の有無を必ず確認しておくことを強くおすすめします。 

2. 最初に相談したい!不動産投資会社15選

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここからは、初心者にもおすすめの不動産投資会社を紹介していきます。不動産投資会社選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

2.1. 入居率99%超の新築・中古不動産投資会社「プロパティエージェント」

プロパティエージェント
※引用:プロパティエージェント公式サイト
※2022年5月17日現在

 

プロパティエージェントは業界でトップレベルの入居率を誇っており、安定運用を求めている方にはおすすめしたい不動産投資会社です。

 

家賃の滞納率も0.5%と限りなくゼロに近い数字を獲得しているということにも、安心感があります。また、管理会社として安心で充実したアフターフォローを提供しています。

 

入居管理、また設備故障時のサポートはもちろん、オーナーへのアフターフォローが徹底されている不動産投資会社です。

 

2.2. 入居率約99 %のアパート不動産投資会社「シノケン」

シノケン
※引用:シノケン公式サイト
※2022年5月17日現在

 

シノケンが30年以上培ったノウハウや独自のサービスは多くのお客様から評価されており、賃貸住宅に強い建築会社ランキングで6年連続日本全国1位に輝いています。

 

金融機関とも連携しているため豊富な資金調達プランもあり、経営開始直後のサポート体制も充実しています。

 

また、高い収益性を生み出すアパート経営を目指しており、世界に一つだけのデザイナーズアパートの自社設計や自社施工、万が一の時も安心な各種保証といった、オーナーだけではなくそこに住む人たちへの想いを感じられる会社です。

 

2.3. 入居率97.23%の中古アパート・マンション投資会社「武蔵コーポレーション」

武蔵コーポレーション
※引用:武蔵コーポレーション株式会社公式サイト
※2022年5月17日現在

 

武蔵コーポレーションには、新築物件だけでなく、中古物件の取り扱いが豊富だという特徴があります。

 

顧客の要望に合わせて「長期で安定的な家賃収入を得たい」という方には新築物件、「減価償却を活用して節税したい」という方には中古物件を提供するほか、ニーズに合わせてどちらも組み合わせた資産形成の提案も可能です。

 

武蔵コーポレーションは、新築だけでなく中古物件も視野に入れたいという方や、豊富な資金調達を受けたいと考えている方には非常におすすめの不動産会社だといえます。

 

2.4. 入居率98.19%の人気不動産投資会社「日本財託」

日本財託
※引用:株式会社日本財託公式サイト
※2022年5月17日現在

 

日本財託では、98%以上という高い入居率を実現しています。また「入居者が退去し内装工事が終わった段階で空室」という入居率の算出基準についても明記されているため、数値の信頼度も高いでしょう。

 

ほかにも日本財託は、「満室になって初めてオーナーからの信頼を得られる」というこだわりをもっています。そのため、入居者が決まらなければ自社で費用を負担してでも必ず空室をなくすという姿勢を貫いています。

 

空室リスクを最小限に抑えた投資を行っていきたいと考える方には、非常におすすめできる不動産投資会社だといえます。

 

2.5.入居率98.7%のブランドマンション不動産投資会社「FJネクスト」

FJネクスト
※引用:FJネクスト公式サイト
※2022年5月17日現在

 

FJネクストは、都心を中心とした資産運用向けの自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」の企画・開発・分譲を行っています。それと同時に都心以外での供給も広げており、東京23区や神奈川県、埼玉県、千葉県といったエリアに幅広く展開しています。

 

ガーラマンションシリーズは、都会の雰囲気に合わせた存在感のあるデザインを採用しており、立地条件もよいため約99%という高い入居率を誇っています。

 

入居率が高い物件を探している方や空室リスクを極限まで抑えていきたいと考えている方には、おすすめの不動産投資会社だいえます。

 

2.6.入居率98.1%の新築マンション投資会社「グローバル・リンク・マネジメント」

 

グローバル・リンク・マネジメントでは、35年間7年更新のサブリースシステムを採用しています。

 

サブリースシステムとは、オーナーの物件を不動産会社が借り上げ転貸するシステムのことです。オーナーは空室が出ても一定の収入を得ることができるため、安定した賃貸経営ができます。

 

また、管理業務代行システムにより、不動産の賃貸管理運営をオーナーに代わり行うサービスを提供しています。

 

サブリースシステムを利用して空き室リスクを避けたい、細かい管理まですべてお任せしたいという方におすすめの会社です。

 

2.7. 入居率99.7%のアパート投資会社「トーシンパートナーズ」

トーシンパートナーズ
※引用:トーシンパートナーズ公式サイト
※2022年5月17日現在

 

トーシンパートナーズは創業から30年以上にわたり、275棟13,700戸を超えるコンサルティング・管理を行ってきた豊富な実績を誇る不動産投資会社です。建物の保守や修繕だけでなく、管理組合の設立や運営まで担当し建物管理業務を幅広くサポートしてくれます。

 

また「管理代行システム」と「借上システム(サブリースシステム)」の2つのマネージメントシステムから選択できるため、安定収入を得たい場合は「借上システム」を利用することで空き室時にも収入を確保できます。

 

長い運営実績と豊富なノウハウによる安心感を重視して選びたい、という方におすすめの不動産投資会社です。

 

2.8. 入居率99.5%のマンション投資会社「RENOSY」

RENOSY
※引用:RENOSY公式サイト
※2022年5月17日現在

 

RENOSYでは、充実したサポート・賃貸管理プランで安定した資産運用を実現することが可能です。

 

賃貸管理プランは3つから選択でき、最上位の「NEOインカムプラン」では、設備修理費用、空き室時・滞納時の負担、原状回復費用、広告費などをすべてオーナーに代わり負担してくれるため、リスクを避けたい方におすすめです。

 

不動産投資でのサポート面を重視したいと考えている方には、非常におすすめの不動産投資会社だといえます。

 

2.9. 入居率99.2%の中古マンション投資会社「エイマックス」

エイマックス
※引用:エイマックス公式サイト
※2022年5月17日現在
 

エイマックスでは、毎月2,000件以上の物件情報のなかから、厳選した数十件だけを在庫として確保。立地条件や建物管理の状況、賃料相場や駅ごとの人口増加率、物件の資産価値など、厳格な基準を満たした中古物件のみを独自のルートで仕入れ、お手頃価格で紹介しています。

 

またサポート体制も充実しており、集金代行サービスを低価格で提供し、中古物件にありがちな早期の設備交換を全額負担するなど、保証内容が充実しています。

 

厳選された中古物件で不動産投資を始めたいという方にはおすすめの不動産投資会社です。

 

2.10. 85%が頭金10万円以内のマンション投資会社「湘建」

湘建
※引用:湘建公式サイト
※2022年5月17日現在

 

湘建では、独自のマーケティング活動により仕入れ、分譲した価格帯も様々なワンルームマンションを投資物件として用意。豊富なデータを分析して割り出した高付加価値物件となっています。東京23区内や神奈川県を中心とした資産価値の高い物件を仕入れて提供しています。

 

また、購入後も湘建がわずらわしい管理業務をすべて代行してくれます。空き室リスクが不安な方のために「家賃保証システム」も採用しているため、選りすぐりの物件を選びたい、空き室リスクを避けたいと考えている方にはおすすめの不動産投資会社です。

 

2.11. 国内有数のアメリカ不動産投資会社「オープンハウス」

オープンハウス
※引用:オープンハウス公式サイト
※2022年5月17日現在

 

オープンハウスは、アメリカ不動産投資をしたい方のサポートを行っている会社です。オープンハウスグループが一丸となってアメリカ不動産投資をサポートしています。

 

米国内5ヵ所に展開している現地の法人スタッフが、物件の管理運用や情報収集まで担当。日本のスタッフがオーナーへの報告、コンサルティングを行うため、言葉の問題や時差などを心配することなく運用できます。テキサス、ジョージア、ロサンゼルス、ハワイの物件も取り扱っています。

 

オープンハウスは、不動産投資上級者の方、アメリカの物件に興味がある方におすすめの不動産投資会社です。

 

2.12. 1万円から始める不動産投資会社「オーナーズブック」

オーナーズブック
※引用:オーナーズブック公式サイト
※2022年5月17日現在

 

オーナーズブックは、日本で初めて誕生した不動産特化型クラウドファンデングです。不動産のプロが物件を厳選し1万円から投資が可能です。案件のタイプは2種類あり、「貸付型(ソーシャルレンティング)」と「エクイティ型」から選択できます。

 

不動産投資ではマンション1室を購入するために数千万円単位で費用がかかる場合もありますが、オーナーズブックでは1万円から不動産物件に投資して配当を受け取れます。少額から不動産投資を始めたいと考えている方におすすめの不動産投資会社です。

 

2.13. 入居率99.79%のマンション投資会社「インヴァランス」

インヴァランス
※引用:インヴァランス公式サイト
※2022年5月17日現在

 

インヴァランスは、マンション開発から各種手続き、契約後のアフターフォローまで、マンション投資に関連する様々なサービスを提供しています。

 

高い入居率を誇る東京23区内の駅近という好立地で、都市景観に映えるエレガントで居住性の高いデザインの物件を選べます。

 

また不動産投資型クラウドファンディングにも対応しているため、東京都心で高品質な物件を探している方、不動産投資型クラウドファンディングを始めたい方におすすめです。

 

2.14. 4割以上が頭金10万円以内のマンション投資会社「リズム」

リズム
※引用:リズム公式サイト
※2022年5月17日現在

 

リズムは、東京23区の中古ワンルームマンションやリノベーション物件などを手がける不動産投資会社です。

 

自社で運営するブランド「REISM」は、中古物件をリノベーションで再生することで魅力的な空間を実現。無垢フローリングや塗装壁など素材にもこだわった物件となっています。

 

お手頃価格の中古物件を探している、他社とは違ったこだわりのリノベーション物件を探しているという方におすすめです。

 

2.15. 国内最大規模の海外不動産ポータルサイトを運営「ビヨンドボーダーズ」

※引用:ビヨンドボーダーズ公式サイト ※2022年5月17日現在
※引用:ビヨンドボーダーズ公式サイト
※2022年5月17日現在

 

ビヨンドボーダーズは海外不動産の価値上昇を見込み、海外不動産投資事業に力を入れています。主にマレーシア、カンボジア、タイ、ベトナムなどの東南アジアを中心とした物件を取り扱っています。

 

各国現地法人に国内外の不動産売買経験豊富なスタッフを配置し、市場調査、各現地開発会社との面談や現地視察を繰り返しながら物件を厳選しています。

 

経済成長著しい東南アジアの物件に投資したい方におすすめの不動産投資会社です。

3. 不動産投資会社に相談する前に確認すべき基礎知識

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

実際に不動産投資会社に相談するときには、ある程度の基礎知識を確認しておく必要があります。ここからは、相談前に知っておきたい基礎知識について解説していきます。

 

3.1. 不動産投資会社の仕組み

不動産投資会社は、投資用の不動産を販売する会社ですが、投資用物件の紹介や融資のサポートだけでなく、不動産投資に関する様々な手続きの代行や、管理業務の代行、メンテナンス・修繕代行なども行っています。

 

不動産投資会社で投資用の物件を探し、よい物件が見つかったら、自己資金で購入できない場合は金融機関から融資を受ける必要があります。不動産投資会社によっては、金融機関と提携している場合もあり、提携金融機関を利用するほうがスムーズに融資を受けられる場合があります。

 

金融機関の融資審査に通過したら、不動産投資会社で物件の契約を結び、契約が完了したら物件の引き渡しとなります。

 

物件購入後、入居者の募集や管理などの手間がかかりますが、不動産投資会社が代行してくれる場合も多いため、不動産投資会社に相談に行く場合にはアフターフォローについてもしっかり確認しましょう。

 

3.2. 不動産投資で利益を得る方法

不動産投資では、主に2つの方法で利益を得られます。「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」です。

 

キャピタルゲインは、購入した物件を売却することで利益を得る方法、インカムゲインは、購入した物件で家賃収入を得る方法です。

 

不動産投資初心者にはキャピタルゲインはリスクが高いため、まずはインカムゲインから始めてみましょう。家賃収入は収益性が高い物件であれば安定して毎月収入を得られますので、長期的に収入を得たい方にもおすすめの方法といえます。

 

3.3. 不動産投資物件の種類

不動産投資のための物件には様々な種類があります。ここでは簡単に、物件の種類を下記の表にまとめました。

 

 

自身が用意できる費用によっても物件の選択肢が変わりますので、自身の状況や希望に合わせて慎重に検討しましょう。

 

3.4. 不動産投資の利回りとは

不動産投資における利回りとは、自分が投資した金額に対してどれくらいの収益が見込めるかを算出した数値のことです。

 

利回りには様々な計算方法がありますが、代表的なものを下記にまとめました。

 

 

上記のなかで、収益を考えるうえでは実質利回りがもっとも現実的な数値となっています。

4. 不動産投資会社と契約する前に知っておくべきポイント

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

不動産投資会社と契約をする前には、いくつか知っておくべきポイントもあります。後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

 

4.1. 手付金は安易に支払わない

「特別な優良物件だから!」などと誘導され手付金を払ってしまい、その後、投資会社との連絡が取れなくなるという「手付金詐欺」という手口が存在します。支払ってしまった手付金は戻ってくることはありません。

 

相手の会社が手付金ばかりを強調して求めてくる場合は、安易に手付金を払わず、契約前にその会社について改めて調べてみることをおすすめします。

 

4.2. 机上のレントロールを信用しない

レントロールとは、不動産賃貸借条件一覧表のことです。家賃や敷金、契約期間、契約日などが明記されており、不動産投資には欠かすことのできない重要な書類です。

 

このレントロールを偽装する「机上レントロール詐欺」というものがあります。これは利回りをよく見せて買い手を早くつけるために入居者数を水増ししたり、実際の家賃より高い家賃をレントロールに記載したりするという手口です。

 

このような手口にだまされないためには、実際に現場に出向き自身の目で物件の価値を確認することも大切です。

 

4.3. 表面利回りだけではなく実質利回りや返済後利回りも確認

不動産投資における利回りとは、先にも解説したように、投資した金額に対する収益の割合のことです。利回りには「表面利回り」と「実質利回り」がありますが、表面利回りだけを確認して判断してはいけません。

 

なぜなら、表面利回りには運用にかかる費用が含まれていないため、高い数字を保ちます。一方で、実質利回りは必要経費などを反映させた利回りのことを指します。

 

そのため、表面利回りではなく、実質利回りもあわせて見るようにしましょう。また、実質利回りに借り入れ返済額を加味した「返済後利回り」も確認しておけば、さらに現実的な数値を確認できます。

5. 不動産投資会社への相談は必ず複数社行うのがおすすめ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

不動産投資会社に相談するときには、これまでの販売実績やアフターフォローの体制、自分が希望する物件を取り扱っているかなど様々な点から選ぶことが大切です。できれば、1社だけで決めてしまうのではなく、複数社で相談してから決めることをおすすめします。

 

本記事で紹介した15社は、それぞれのよさやそれぞれの強みがあるため、興味のある会社からいくつか選び、相談してみてはいかがでしょうか。

 

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