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不動産投資に興味のある方のなかで情報収集の方法がわからない、実際に始めたけどなかなか利益につながらないといった方のために、初心者から中級者向けの難易度別におすすめの不動産投資本を15冊ご紹介します。

不動産投資の勉強を始める際に、最も手軽で効果的なのが書籍です。実際に、不動産投資経験者の多くが書籍で不動産投資に関する情報収集をしています。初心者には基礎知識を網羅した本、中級者には実践に活かせる実用的な本がおすすめです。

 

この記事では、不動産投資のための本の選び方を解説し、難易度・目的別に不動産投資のおすすめ本を15冊ご紹介します。何から始めればよいかわからない方も、自分に合った学習のイメージを持てるようになるので、ぜひ参考にしてください。

目次
1.【初心者向け】不動産投資本の選び方
1.1. 不動産投資の全体像がわかる
1.2. 仕組みなどがイラストや表でわかりやすい
1.3. 様々な不動産投資の方法を提案している
2.【中級者向け】不動産投資本の選び方
2.1. 具体的な事例がわかる
2.2. リスクや失敗事例にも触れている
2.3. 計算式や理論も学べる
3.【初心者向け】不動産投資について満遍なく学べるおすすめの本
3.1.『世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生』著者:浅井佐知子、出版社:ソーテック社
3.2.『確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書』著者:姫野秀喜、出版社:明日香出版社
3.3.『生涯現役で稼ぐ「サラリーマン家主」入門――1万人の大家さんの結論!』著者:永井ゆかり、出版社:プレジデント社
4.【アパート投資】おすすめ不動産投資本
4.1.『年収1000万円から始める 「アパート事業」による資産形成入門 [改訂版]』著者:大谷義武、出版社:幻冬舎
4.2.『空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式 [改訂版]』著者:大谷義武・太田 大作、出版社:幻冬舎
4.3.『土地活用の教科書 谷崎憲一のその土地活用ちょっと待った!』著者:谷崎憲一、出版社:にじゅういち出版
5.【マンション投資】おすすめ不動産投資本
5.1.『決定版! たった90分で人生が変わる ワンルームマンション投資入門 改訂版』著者:住吉秀一、出版社:幻冬舎
5.2.『地方RC投資~1年目から成功する不動産投資 村田式ロケット戦略のすべて』著者:村田幸紀、出版社:株式会社 YUKAZE
5.3.『少額現金ではじめる! 「中古1Rマンション」堅実投資術』著者:芦沢晃、出版社:ごま書房新社
6.【戸建て投資】おすすめ不動産投資本
6.1.『廃屋投資~50万円の元手を月収50万円に変える不動産投資法』著者:小嶌大介、出版社:ぱる出版
6.2.『100万円からできる「地方・ボロボロ一戸建て」超高利回り不動産投資法』著者:黒崎裕之、出版社:日本実業出版社
6.3.『ゼロからわかる「戸建賃貸」入門―――“間違いだらけの土地資産活用"で泣き寝入りしないために』著者:近藤昭、出版社:ダイヤモンド社
7.【中級者向け】おすすめ不動産投資本
7.1.『誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 詳細解説版』著者:猪俣淳、出版社:住宅新報出版
7.2.『利益と節税効果を最大化するための収益物件活用Q&A50』著者:大谷義武、出版社:幻冬舎
7.3.『一級建築士が教える 買ってはいけない収益物件の見分け方』著者:大谷義武、 小林孝弘、出版社:幻冬舎
8. 不動産投資ノウハウだけではないおすすめの学習ジャンル
8.1. 節税など財務・税務に関する情報
8.2. 融資など金融に関する情報
9. 不動産投資の勉強を書籍から始めるのは大正解

1.【初心者向け】不動産投資本の選び方

(※画像はイメージです/PIXTA)
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不動産投資に関する本は、初心者向けから中級者向けまで様々です。ネット上の情報よりも本のほうが情報が正確で、体系的な知識を得られます。ここでは、初心者向けの不動産投資本の選び方をご紹介していきます。

 

1.1. 不動産投資の全体像がわかる

初めて不動産投資について勉強する方は、浅く広く全体像を理解できる本を選ぶと効率的に必要な情報や知識を吸収できます。というのも、不動産投資は勉強する幅が広く、利害関係や法律などが絡み合っているからです。

 

不動産投資では物件の選定から始まり、融資手続き、物件の売買契約、購入後の入居者募集、また日々の管理業務も発生します。物件の管理・維持、入居者対応のためには管理会社に管理業務を委託するケースが多く、その費用もかかります。さらに様々な税金も発生します。

 

不動産投資にまだ馴染みのない方は、投資に成功するための細かいテクニックや事例集を読むより、まずは不動産投資とはどのようなものか、基本的な全体像がわかる本を選びましょう。

 

1.2. 仕組みなどがイラストや表でわかりやすい

投資初心者の場合、イラストや表を使って仕組みなどをわかりやすく解説した本がおすすめです。

 

不動産投資は「購入して第三者に貸す」だけではなく、物件を購入したあと売却することで利益を得る方法や、不動産会社が物件をオーナーから借り上げて入居者に転貸する「サブリースシステム」などもあります。

 

このような複雑な金融系の仕組みについては、文章だけではいまいち理解しにくい場合もあるでしょう。

 

そのため、投資初心者やそもそも本を読むのが苦手だという方は、イラストや表などにより、解説が視覚的にわかりやすいものを選びましょう。

 

1.3. 様々な不動産投資の方法を提案している

初心者は、様々な不動産投資の方法を提案している本を選びましょう。

 

不動産投資には色々な方法があり、資産状況や目的によって適切な不動産投資法が異なるため、幅広い選択肢を見ながら判断することが重要だからです。

 

たとえば、不動産投資にはアパート投資・マンション投資・戸建て投資・駐車場経営などがあります。そして、収益を得る方法は、キャピタルゲイン(不動産売却益)とインカムゲイン(不動産から得られる家賃収入など)の2種類です。

 

このように様々な投資方法についてそれぞれのメリットやデメリット、必要な費用などについて詳しく解説された本であれば、自分がどのような投資方法に向いているのかを判断するために役に立ちます。

2.【中級者向け】不動産投資本の選び方

(※画像はイメージです/PIXTA)
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不動産投資を始めてある程度経つと、基本知識は網羅できるはずです。しかし、あまり利益が出ないなどの具体的な悩みが増えている方も多いのではないでしょうか。そういうときは、中級者向けの本を読み、具体的な事例や理論を学ぶことをおすすめします。

 

2.1. 具体的な事例がわかる

すでに基礎知識を身に付けている方は、具体的な事例を紹介している本を読みましょう。自分の投資スタイルに落とし込みやすい本を選ぶのがコツです。

 

浅い知識を満遍なく吸収していると、次のステップに進めず行動しないまま停滞する可能性があります。今度は1つの成功事例を深く学び、その知識を自分の不動産投資に活かしましょう。

 

2.2. リスクや失敗事例にも触れている

不動産投資は失敗する可能性もあります。「初心者でも儲かる」「楽に稼げる」と強調する本もありますが、起こりうるリスクと向き合うことも大切です。不動産投資は動く金額が大きいので、1つの失敗で取り返しがつかなくなることもあります。

 

新しい投資先を探している方や具体的な戦略を学びたい方は、よいことばかりではなく、デメリットや失敗事例にも触れている本を読みましょう。本から先人たちの失敗事例を知って、事前に対策を打つことが重要です。

 

2.3. 計算式や理論も学べる

不動産投資で成功するためには、物件選定や的確な判断が必要不可欠です。いくら利益を得られるかは、利回りに左右されます。収益計算や利回りの計算は、成功率の高い不動産投資の判断基準にもなります。

 

判断の正確性を高めるためにも、計算や投資理論まで網羅されている本を選びましょう。

3.【初心者向け】不動産投資について満遍なく学べるおすすめの本

(※画像はイメージです/PIXTA)
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初心者はまず「不動産投資とはなにか」という基礎知識を吸収しましょう。ここでは、不動産投資について満遍なく学べる本をご紹介します。

 

3.1.『世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生』著者:浅井佐知子、出版社:ソーテック社

 

不動産鑑定士でもある著者の浅井佐知子さんが、不動産投資成功のための具体的なステップを解説した一冊です。

 

物件選びのポイント、融資付けや買付書の提出、管理会社の選定など、初心者が知っておくべき基礎知識が細かく載っています。物件購入のメリットや節税効果も書かれていて、不動産投資への理解が進みます。全体像を把握するにはこの一冊を読んでおけば間違いありません。

 

すでに不動産投資を始めている方や、自身の居住用物件を購入する際に役立つ情報も載っています。

 

3.2.『確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書』著者:姫野秀喜、出版社:明日香出版社

 

著者の姫野秀喜さんは、土地の資産価値を重視したスタイルで不動産投資を行っています。会社員で不動産投資を始めたい方向けに書かれた入門書のため、網羅性が高いのが特徴です。テキストもわかりやすく、途中で図表やイラストもあり、わかりやすさを重視しています。

 

物件探しのコツや利益を生み出す方法など実践的なノウハウも満載です。投資方針作成のポイント、現地確認の仕方、契約書の確認法、キャッシュフローの考え方などが丁寧に説明されています。「5W1Hで写真を撮る」など再現性が高く初心者も取り組みやすい実践法を詳しく掲載しています。

 

3.3.『生涯現役で稼ぐ「サラリーマン家主」入門――1万人の大家さんの結論!』著者:永井ゆかり、出版社:プレジデント社

 

著者の永井ゆかりさんは、長年記者として活動し、収益物件オーナー向けに雑誌や新聞で情報発信をしています。本書は、サラリーマンとして不動産投資を始めたい方のための総合的な指南書です。

 

永井さんは、これまでに1万人の家主の意識調査やインタビューを行いました。それをもとに作られた統計資料や、不動産投資家の先輩の失敗例・成功例もたくさん掲載されています。参考になる部分が多く実用的な本です。

 

他の2冊と比べると内容はやや硬めですが、不動産投資業界の現状を知りたい方にはおすすめです。

4.【アパート投資】おすすめ不動産投資本

(※画像はイメージです/PIXTA)
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不動産投資をする方のなかには、アパート投資を検討している方もいるでしょう。アパート投資について学べる本を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

4.1.『年収1000万円から始める 「アパート事業」による資産形成入門 [改訂版]』著者:大谷義武、出版社:幻冬舎

 

著者の大谷義武さんが、年収1,000万円以上の不動産投資初心者に向けて書いたアパート事業の入門書です。大谷さんは三井不動産株式会社勤務を経て、現在は不動産事業を行っています。

 

内容は理論と実践の2つに分かれていて、理論では不動産投資のメリットや市況分析などが学べます。

 

実践では物件選定から資金調達や運用までの流れについてわかりやすく解説。「本業のキャッシュフローの半分を2年で実現することを目標とする」「ポイントは金利と空室率」など、具体的な内容が掲載されています。

 

4.2.『空室率40%時代を生き抜く!「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式 [改訂版]』著者:大谷義武・太田 大作、出版社:幻冬舎

 

こちらも同じく大谷義武さんと太田大作さんが、アパート経営を始めようと思っている方に向けて書いた本です。

 

不動産投資の本は、節税効果や物件選定に関する内容が多いです。しかし本書は、リフォームにかける費用や広告料の重要性、修繕と資本的支出の違いなどにポイントを絞っています。アパート経営で重要な管理運営についても深く学べます。

 

また、タイトルにもある通り、アパート経営の利益を最大化するためのコツを7つの方程式に表して解説。これまでの大谷さんと太田さんの実務経験をもとに詰め込まれたノウハウが満載の一冊です。

 

4.3.『土地活用の教科書 谷崎憲一のその土地活用ちょっと待った!』著者:谷崎憲一、出版社:にじゅういち出版

 

著者の谷崎憲一さんは、デベロッパーやゼネコンにおいて土地活用コンサルティングに携わってきました。地主や家主の問題解決をしながら、資産活用コンサルティング会社の経営も行っています。土地活用、相続対策、賃貸経営の相談経験も幅広くあり、その知識が存分に盛り込まれている本です。

 

建設会社や管理会社選定の失敗、スケジュール管理の失敗、近隣対策で問題が起きた際の事例など、様々な失敗事例が掲載されています。これから本格的に不動産投資を始めたいと思っている中級者が読むことで、失敗やリスクを未然に防げます。

5.【マンション投資】おすすめ不動産投資本

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次は、マンション投資をしたい方におすすめの不動産投資本を3冊ご紹介します。ワンルームマンション投資をしたい、地方RC投資を始めたいという方に合う本を厳選しました。

 

5.1.『決定版! たった90分で人生が変わる ワンルームマンション投資入門 改訂版』著者:住吉秀一、出版社:幻冬舎

 

著者の住吉秀一さんは、不動産会社で支店長や営業本部長執行役員を歴任した方です。宅地建物取引士やAFPの資格も保持し、投資不動産を所有しています。

 

本書のなかには、不動産投資で成功した先輩の体験談が載っているほか、物件購入から管理し売却するまでの流れや手順も具体的に説明されています。

 

不動産投資が未経験の方や資産運用を始めたい方でも、一から基礎が学べる一冊です。これを読んでおけば、ワンルームマンション投資の仕組みやメリットが一通り理解できます。

 

5.2.『地方RC投資~1年目から成功する不動産投資 村田式ロケット戦略のすべて』著者:村田幸紀、出版社:株式会社 YUKAZE

 

著者である村田幸紀さんは、2004年から不動産投資を始め、築古高利回り物件を購入した経験があります。2006年からはRC物件(鉄筋コンクリート造)へ転換し、5棟の物件購入に成功しています。

 

そのときの失敗談や経験談を踏まえ、中古アパートと中古マンションを投資対象にした、リスクコントロールに焦点を当てて書かれた一冊です。

 

不動産投資について詳しく説明しているので、興味があるけれども銀行からの借入れに踏み切れない、という方に最適です。

 

5.3.『少額現金ではじめる! 「中古1Rマンション」堅実投資術』著者:芦沢晃、出版社:ごま書房新社

 

著者である芦沢晃さんは、もともと理系エンジニアの会社員として働く傍ら、57室の区分運営を行ってきました。その経験をもとに、中古ワンルーム物件の探し方や管理運営法が詳しく解説されています。

 

不動産投資では、資金調達、物件購入ルートの見つけ方、現地調査などが重要となります。本書ではそこの部分も説明していて、不動産投資におけるポイントが詰まったバイブルです。

6.【戸建て投資】おすすめ不動産投資本

(※画像はイメージです/PIXTA)
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ここでは、戸建て投資を検討している方におすすめの本を解説します。100万円から始められる不動産投資法や、土地資産活用を正しく理解するための本をまとめました。

 

6.1.『廃屋投資~50万円の元手を月収50万円に変える不動産投資法』著者:小嶌大介、出版社:ぱる出版

 

この本の著者の小嶌大介さん自身が、過去に脱サラを目指して手持ち50万円から不動産投資を始めています。中古物件をブランディングして高利回り物件に再生するリノベーションデザイナーとして、業界でも注目を集めている存在です。

 

専門性が必要となる、物件購入の際のコツやターゲット選定、リフォーム術のノウハウをわかりやすく紹介しています。脱サラを目指している方にもおすすめの一冊です。

 

6.2.『100万円からできる「地方・ボロボロ一戸建て」超高利回り不動産投資法』著者:黒崎裕之、出版社:日本実業出版社

 

現役不動産会社の営業マンである、著者の黒崎裕之さんのノウハウが詰まった一冊です。自分に合った投資スタイルを探している方におすすめです。

 

都心の物件ではなく地方都市にこだわるメリットや、物件の絞り込み方、エリア選びと融資を利用する際のコツについて学べます。

 

本書では、自己資金100万円から地方物件で収益を上げるポイントを解説しています。安い物件を購入して不動産投資の経験を積みたい方は、一読する価値ありです。

 

6.3.『ゼロからわかる「戸建賃貸」入門―――“間違いだらけの土地資産活用"で泣き寝入りしないために』著者:近藤昭、出版社:ダイヤモンド社

 

戸建賃貸のポイントをわかりやすく解説した入門書です。自分に合った投資手法を知りたい、土地資産活用について学びたいと考えている方におすすめできます。戸建賃貸は需要に比べて供給が少ないため、最近注目されている不動産投資法の1つです。

 

株式会社ヒノキヤグループ代表取締役社長である近藤昭さんが、自身の経験をもとに幅広い知識を解説しています。戸建賃貸で収益を生み出すテクニックが満載です。

7.【中級者向け】おすすめ不動産投資本

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不動産投資の基礎を勉強し、さらに本質まで理解を深めたい方におすすめの不動産投資本をご紹介します。出口戦略、節税効果を最大化するための方法、収益物件の見分け方など、実際に不動産投資を行いながら学べる本がたくさんあります。

 

7.1.『誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 詳細解説版』著者:猪俣淳、出版社:住宅新報出版

 

サラリーマン投資家やアパート・マンションの大家なら、入門書に加えて読んでおきたい一冊です。著者の株式会社アセットビルド代表取締役猪俣淳さん本人の投資体験談も魅力の1つです。不動産投資を成功させるためには、戦略が重要です。

 

物件選定や管理運営法も大切ですが、物件購入後に収益を保つための出口戦略や組合せ戦略を立てることも、同じくらい大切なポイントです。

 

投資の効率性や安全性も考慮する必要があり、本書ではその分析の仕方やキャッシュフローのためのポートフォリオ戦略についても詳しく解説しています。

 

7.2.『利益と節税効果を最大化するための収益物件活用Q&A50』著者:大谷義武、出版社:幻冬舎

 

実際の不動産投資では、判断に迷うことや想定外のトラブルが起こることもあります。そんなときの対処法をQ&A形式で解説している一冊です。著者は、三井不動産株式会社勤務を経て現在武蔵コーポレーション株式会社代表取締役を務める不動産のプロ、大谷義武さんです。

 

初心者が陥りがちなミスや疑問点を網羅しています。物件選びのポイント、購入から管理、売却までの流れなどを幅広く説明しているのが特徴です。

 

すでに収益物件を持っている方にも有益な情報が満載です。基礎知識に加え利益や節税効果を高めるために、より詳しい知識を吸収したい方におすすめの一冊です。

 

7.3.『一級建築士が教える 買ってはいけない収益物件の見分け方』著者:大谷義武、 小林孝弘、出版社:幻冬舎

 

この本では、安定した収益を得るために、購入してよい物件とそうでない物件を見分ける方法を紹介しています。具体的で初心者でも納得できる内容です。

 

著者で一級建築士の小林孝弘さんによると、投資に失敗する方は、不動産知識と建築的知識が欠けていると指摘しています。この2つの知識を身につけ、不動産投資で収益を上げるため、本書では収益物件の建物に焦点を当てながら、物件選定のノウハウを説明しています。

 

一級建築士として数多くの物件を見てきた小林さんの知識が満載です。よい物件の見分け方を知りたい方は、本書を有効活用しましょう。

8. 不動産投資ノウハウだけではないおすすめの学習ジャンル

(※画像はイメージです/PIXTA)
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不動産投資を行ううえで大切なのは投資のノウハウだけでなく、節税や融資に関する知識です。財務・税務や金融に関する学習の必要性やメリットなどについてご紹介します。

 

8.1. 節税など財務・税務に関する情報

不動産投資を始めると、固定資産税や不動産所得税など様々な税金がかかります。

 

確定申告の際に税金の計算を行う必要があり、税務に関する知識が必要不可欠です。正しい知識を身につけることで所得税や住民税を軽減できます。物件の購入費用を減価償却費として計上することもでき、節税が可能です。

 

より多くの儲けを出すために、支出管理や財務の部分にも目を向けるようにしましょう。特にキャッシュフローや財務書類によって黒字倒産やつなぎ融資の対応可否が変わることもあるので、財務の知識があることは重要です。

 

8.2. 融資など金融に関する情報

不動産投資には多額の費用がかかるため、銀行などの金融機関から資金の融資を受けたら、交渉する機会が増えます。金利や返済期間を考慮しながら、ローンの組み方を考えていくことが必要です。しっかりと金融に関する勉強をしておきましょう。

 

最近では、金融機関の融資審査も厳しくなっています。初心者やあまり資産を持っていない方は、銀行との融資交渉が難航しがちです。そのため、資産が評価される仕組みなどの知識を得ていると、金融機関との交渉時にも有利になります。

9. 不動産投資の勉強を書籍から始めるのは大正解

(※画像はイメージです/PIXTA)
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本記事では、不動産投資のおすすめ本をご紹介しました。

 

基礎知識が網羅されている初心者向けのものから、実用的なものまで様々です。SNSやネットで情報収集をする方も多いですが、匿名性の高い内容は信憑性に欠け、正確な判断ができなくなることもあります。その点、出版されている本には主張の裏付けがあり、具体的な事例も見られます。

 

不動産投資はリスクを伴うこともあるため、失敗しないように正しい知識を蓄えておきましょう。まずは自分に合った一冊を選び、理解できるまで目を通すことが大事です。

 

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