(※写真はイメージです/PIXTA)

日本とアメリカで大きく異なる「不動産取引」。アメリカの不動産取引の特徴的な部分のひとつとして“エクスローを介しての取引”が挙げられますが、具体的にはどんなものなのでしょうか。本記事では「日米の不動産取引の違い」について、シアトルで不動産エージェントとして活躍している女性・森田さんとともに、アメリカ不動産コンサルティングを展開する村上年範氏が解説していきます。

日本とアメリカ、不動産取引をおすすめできるのは…

村上 最後に日本でも不動産会社に勤務経験があり、現在はアメリカでもエージェントとして活躍されていますが、不動産取引として、誠実か? 安全か? 安心か?と言った側面で見ると、日本とアメリカ、どちらの不動産取引がおすすめできると思いますか?

 

森田 もちろんアメリカの方がいいとは思います。そのように考える決定的な理由は情報がオープンだからです。どこへ行っても自分で調べられるし、不動産サイトでも過去の取引履歴が閲覧できます。

 

なので、その点に関してはエージェントなしに自分で調べられるし、そういったものを使って空室率や周辺の家賃相場などをある程度自分で調べることができます。そのため騙されることもあまりないでしょうし、空室率や物件の値上がり率など、不動産だけを考えてもトータル的にはアメリカ不動産の方がいいと思います。

 

エージェントを頼りつつ、自分で情報収集して理解を深めることが重要だと思います!

 

村上 ありがとうございました。今回は日本とアメリカの不動産取引の違いについて解説しました。

 

アメリカの不動産取引は、決済までの期間も非常にスピーディーなことがよくわかりました。さらに、アメリカの不動産取引は非常に合理的で、アナログな要素があまりないようですね。

 

不動産情報もオープンにされているため各自で調べることができますし、売買に関わる際にもクラウドサイトを活用でき、必要な書類を確認しながら当事者たちが一堂に介さずとも取引が成立します。さらに、電子登記によって決済完了と同時に登記も完了することで、詐欺に引っかかるようなことも起こりづらいマーケットになっているようですね。

 

これからアメリカの不動産投資に挑戦しようと考えている方は、スケジュールやフローを理解した上でチャレンジしていただければと思います。

 

 

【日米の違い】エスクロー取引が特徴的なアメリカ不動産取引とアナログでしかない日本の不動産取引の違い

 

 

※本記事は村上年範氏のYouTubeチャンネル『海外不動産のホントのトコロ』掲載動画を書き起こし、編集したものです。

 

 

村上 年範

クレディ・テック株式会社代表取締役

 

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