若い女性と結婚したい65歳元高校教師「自分の生きた証をこの地球上に残す」…年金月12万円、生涯現役、婚活100戦100敗、結婚相談所で撃沈した"酷なひと言"【FPの助言】

若い女性と結婚したい65歳元高校教師「自分の生きた証をこの地球上に残す」…年金月12万円、生涯現役、婚活100戦100敗、結婚相談所で撃沈した"酷なひと言"【FPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

人生100年時代、婚活に励むシニアは少なくありません。しかし、現実には想定外のギャップが立ちはだかり、理想の結婚が遠のくケースも。厚生労働省の統計では、60代の婚姻は全体の1%未満と少数派です。夢を追い求める一方で、収入や資産、相手との価値観の共有がシニア婚活の鍵を握ります。はたして、晩年に幸せな家庭を築くにはなにが必要なのでしょうか? 中村さん(仮名)の事例を通してFP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

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20代女性と結婚したい“現役”65歳元教師

東京都在住の中村康弘さん(仮名/65歳)は、退職を迎え、人生をともに歩むパートナーを真剣に探しています。中村さんは20代で一度結婚しましたが、子供を持たぬまま数年で離婚。独身のまま65歳を迎えました。

 

「できれば20代、30代でもいいですが若い女性と結婚して、子供も欲しいんです」

 

私立高校に勤務していた中村さんは40代のころに退職し、個別指導塾や家庭教師等の仕事を業務委託で受けて生活を営んでいました。高校教師を辞めてからはずっと国民年金だったため、年金収入は月額12万円ほどです。

 

もともとの委託先は退職しましたが、まだまだ働く意欲があるため、年金を受け取りながら家庭教師の仕事や非常勤講師の仕事で収入を得るつもりです。働く意欲もあり、見た目の若さにも定評があるという中村さんは、セカンドライフなどという考えは毛頭ありません。世間的には老後といわれようと、これからの人生に確かな希望を持ち、今後も現役を続ける意向です。

 

しかし退職後は以前と比べて仕事量が減り、時間を持て余すようになりました。このまま独りでいることの寂しさと不安を覚え、結婚相談所に登録。結婚相手を探すことにしたのでした。

 

当初は今後の人生をともにするパートナーが欲しいと考えていましたが、次第に「子供がいれば自分の生きた証をこの地球上に残せる」「そもそも子供を育ててみたかった」「子供をもうけるとなると若い女性のほうがいい」と考えるように。結婚相談所では20代~30代前半の女性を希望することにしました。

 

傍から見れば無謀な結婚の条件のように思われますが、中村さんは現役のころに生徒たちからも人気で、50代のころにも30歳以上も離れた元生徒と交際していた経験もあり、自信があったようです。

 

しかし、婚活を始めてみると、現実はそんなに甘くはありませんでした。

 

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