「塾なし受験」志望校決めで、「絶対にやってはいけない」こと (※画像はイメージです/PIXTA)

子どもの進路の話は、家族にとって大きなテーマです。できるだけ普段通りに、しかし「大切なことは意識的にコミュニケーションをとる時期」と考えるべきです。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

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子どもの進路は家族で丁寧な話し合いを

子どもの進路の話は、家族にとって大きなテーマです。普段以上に、意識的にコミュニケーションをとりたいところですが、プレッシャーをかけすぎてしまうと、受験生に負担になることもあります。さじ加減は難しいですが、できるだけ普段通りに、でも「大切なことは意識的にコミュニケーションをとる時期」と割り切りましょう。

 

我が家では、もっぱら食事の時間を使って対話をしました。勉強や休息の時間をわざわざ削ることはしたくなかったのと、例えば、ちょっと言いにくい成績のことも、楽しい雰囲気の中で話したかったからです。息子は時々卑屈になることがあったので、あらたまって話すより、リラックスしている時に伝えるほうが本人も前向きに捉えられるのではと考えました。

 

受験生の親として、実は、真面目な話も、くだらない話も両方大切。

 

家族だからこそ、何でも相談し合いましょう。親子も夫婦も、です。

 

そして、丁寧に話し合うことが大事です。

 

後々後悔しないように、家族だからたくさん話し合うほうがいいのかもしれません。私自身、言葉で説明することを省きがちで、うまくコミュニケーションがとれていないことがあります。

 

「わかっているはず」とか「言わなくても伝わるだろう」という甘い考えは、いったん捨て去りましょう。たとえ家族でも、ささいなことだと思っても、口に出す、念のため確認してみる、これがとても大切です。

 

話したつもりでも伝わっていないことは意外と多く、とても驚きます。わかっているはず、は思い込みです。他人であれば、うまくコミュニケーションがとれなくても気にしないで過ごせるかもしれませんが、家族はそうはいきません。

 

特に、気がかりなことは何度も話しました。願書やスケジュール、提出書類など、受験に関する重要事項については、コミュニケーションをしっかりとって、互いに確認し合うことが鍵になるでしょう。

 

夫婦で子どもの進路について意見が違うという話を時々耳にします。恐らく、「親として我が子に行かせたい学校」が違うということなのでしょう。しかし、そもそも親が行かせたい学校を押しつけて選ばせることはやめてほしいと思います。意見が違うからと対立することは避け、両方の意見を選択肢として用意する程度にしておきましょう。

 

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ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

上智大学文学部仏文学科卒業。IT・通信会社でwebデザイン、コンテンツ制作、新規事業立ち上げなどに携わる。その後結婚し、主婦を経て、web メディアや業界紙などで記事を執筆するかたわら、子どもが通う公立小・中学校でPTA副会長を務めた。高校2年生の長男、小学6年生の長女、2児の母(2021年12月現在)。現在は、学校評議員・学習支援コーディネーターとして公教育の支援も行う。長男の高校受験に、通塾費を1円もかけない「塾なし受験」によって偏差値71の超難関の都立国立高校への合格をサポート。「塾なし受験は、『自分の頭で考え、自ら選び取って、目標に向かって努力できる子』を育て、子どもたちが幸せな人生を送れるように導いていく、ひとつの教育法なのではないか」との思いから、本書を書き上げた。「塾なし受験研究所」創設

著者紹介

連載自宅学習だけの「塾なし」志望校合格マニュアル

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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