(※画像はイメージです/PIXTA)

職場のめんどうくさい上司は「自信がなさそうに見える人」を格好のターゲットにします。相手に苦手意識があったり、うまく付き合おうとするとぎこちない対応になりがちです。どうすべきなのでしょうか。産業医の井上智介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します

少しずつ立ち居振る舞いを変えてみる

②テンポよく会話しない

普通の会話では、多くの場合、相手が発言したらすぐにレスポンスしようとしますが、めんどくさい人とはテンポよく会話しないことがポイントです。

 

相手が話し終わり、自分が発言する前に2秒くらい間を空けてみることからチャレンジしてみましょう。

 

「え? なんだか嫌な感じだな……」と思いましたか?

 

そうです、実は嫌な感じだと思われるくらいでちょうどいいのです。

 

あなたのほうから距離をおくことが難しい相手の場合、関係性を疎遠にする方法はただ1つ。相手に「近寄りがたい人だな、親しみが持てないな」と思われる存在になるしかありません。

 

最初は気まずく感じるでしょうが、徐々に会話自体が減っていくため、罪悪感もストレスも軽くなっていくはずです。

 

③姿勢をよくする

デスクワークばかりしていると、ついつい猫背になりがちですが、猫背は特に自信がなさそうに見えてしまいます。

 

背筋を伸ばして肩を引き、胸を張りましょう。

 

たったこれだけでも、自信がある人のように見えるものなのです。

 

また、よい姿勢を保っていると、ポジティブな思考になり、自信に繋がるとも言われています。姿勢を正すだけで、相手に与える印象が変わるだけでなく、自分自身にもいい影響があります。

 

④相手の目を見て話す

めんどくさい人と目を合わせて話すのは苦痛を感じるかもしれませんが、会話中に目が合わないと、「聞いているのか?」と揚げ足をとられたり、自信がなさそうな印象を与えてしまいます。

 

とはいえ、ずっと見ていると睨んでいると思われてしまうこともありますので、10秒に1回くらいは目線を外すといいでしょう。

 

目を見るのが怖いという方は、眉間でもかまいません。

 

最初は難しく感じられるかもしれませんが、少しずつ立ち居振る舞いを変えていってみましょう。

 

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※本連載は井上基介氏が著書『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター)から一部を抜粋し、再編集したものです。

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

井上 智介

日本能率協会マネジメントセンター

「仕事の悩みは人間関係が8割」だといいます。 職場ではさまざまな人と関わる必要があり、仕事の関係上、自分が人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己…

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