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社員教育は社員のスキルに進歩を促す
■社員教育とは
社員教育は、企業にとって重要な課題です。社員教育をしていくことで社員のスキルをアップさせ、上級の仕事をしたり、他の仕事をしたり、他部門の仕事も可能となります。
社員教育には、スキルマップを使った方法があり、次のようなメリットがあります。
①社員のスキルの現状が把握できます。
②スキルマップにより、めざすステップがわかります。
③全体のスキルアップをめざすことでマルチスキル化が推進できます。
④マルチスキル化により、個人でマルチな仕事ができるようになり仕事の効率化が進みます。
■スキルマップの作成
スキルマップは、各部門で必要なスキル（知識、技能）を選択し、現在の個人別の能力を図表にしたものです。体系的に部門に必要な能力を知ることができ、能力開発に役立ちます。
スキルマップは、次の手順で作成します。
①各部門において、どのようなスキルが必要なのかを書き出します。
②仕事単位を分類し、要素単位にまとめます。
③必要に応じ要素をさらに作業単位までまとめます。
④選択した要素単位ごとに仕事の難易度を設定します。
具体的な例としては、次のようにします。
Ａ…難しい Ｂ…普通 Ｃ…容易
⑤選択した要素ごとに現在のスキルの評価をします。
具体的な例としては、次のようになります。
●…指導できる ◎…ひとりでできる ○…少しできる
△…ほとんどできない 無印…できない
宮内 健次
中小企業診断士 社会保険労務士
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