
目標管理制度は、会社の進むべき方向に沿った目標管理を設定することで、会社の売り上げ向上と同時に個人の仕事に対するモチベーションを維持、向上させるというものです。どのように進めていけばいいのでしょうか。経営計画の作成・推進支援のコンサルティング経験が豊富な中小企業診断士が著書『経営計画100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)で、解説します。
経営計画を部門ごとに細分化し実現する目標管理
■会社の目標を確実に達成
目標管理は、上司が部下に対して、会社の方針にもとづいた部門の目標を説明し、部下は、半年あるいは1年間の仕事の目標を作成して、それを実施していくものです。この制度により、会社の目標を確実に達成することができます。
目標管理には、次のようなメリットがあります。
①押しつけの目標ではなく、部門の目標に対して個人が自ら目標設定して管理していくことで、やる気につながります。
②社員1人ひとりの業績や能力の向上度合いを的確に把握し評価することにより、人事査定や人事の処遇に反映させることができます。
③目標管理についての部門長との進捗面談により部門長の指導、助言にもとづき人材育成をすることができます。
■経営計画の個人への展開
経営計画は会社の最大の仕組みです。そしてこの経営計画は、会社の経営目標、部門目標、個人目標とリンクしていきます。
すなわち、最終的に経営計画の推進を担うのは個人になります。目標管理によって、押しつけの目標ではなく、部門の目標に対して個人が自ら目標設定して自主管理していくことで、やる気につながります。
■社員の能力開発
自らが主体的に目標を設定し進めていくことは、主体的な能力開発につながります。

目標管理は、部門の目標に対応した個人の仕事の進捗状況を見える化する。
具体的行動
部門の目標をもとに目標管理表作成していこう。
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