「もうちょっとしたかった」くらいで終わらせる
ここで注意したいのは、お子さんに「もっと集中させよう」と急せかさないことです。
むしろ、「これだけできたから、今日はもう終わろうか」と、終わるきっかけを作ってあげるのも親御さんの仕事です。そうすることによって、お子さんは「もう終わりか! これだけでいいんだ! これだけで終わるんだったら、次もまたやろう!」という気持ちになります。
逆に1時間集中できたんだからと欲張って、「あと30分がんばろう!」となると、お子さんはとてもつらさを感じます。「えーっ、1時間で終わると思っていたのに」と思うわけです。
「もうちょっとしたかった」くらいで終わらせることを繰り返してあげることで、お子さんは勉強をもっとしたいという気持ちになります。そういう環境を作ってあげることがとても大切です。
ときにはお子さんのほうから「お母さん、もうちょっとやりたい! ここまでやりたい!」と言ってくることもあります。そのときは「すごい! そこまでやる?」とほめてあげましょう。そうすれば、またお子さんも「できる、できる」と前に進みたがります。
途中でちょっとしんどくなっても、自分で「できる」と言ったからもうちょっとやってみようとがんばってくれます。そのときは、また思い切りほめてあげましょう。
「花丸!」のシールを貼って、形に見えるようにほめてあげるのもよいかもしれません。
熊野 貴文
幼児教室ひまわり塾長
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