あなたはどれ?会社にある「4種類のジンザイ」
また、会社には「4種類のジンザイ」がいると言われています。それは、
人財…文字通り、会社の財産。自ら進んで何事にも取り組み、会社の宝となる人。
人材…会社の付加価値の材料となる。言われたことをきちんとこなし、役に立つ人。
人在…ただ存在しているだけ。いてもいなくても会社には影響がない人。
人罪…存在自体が罪。ネガティブな発言で周囲に悪影響をもたらす人。
の4種類です。この「4種類のジンザイ」を、先ほどの利益貢献倍率で判定すると、
人財:利益貢献倍率が10倍以上
人材:利益貢献倍率が3倍以上10倍未満
人在:利益貢献倍率が3倍未満
人罪:利益貢献倍率がマイナス
このような目安になると私は考えています。
利益貢献倍率が10倍以上の「人財」なんて、そんな人いるの?と疑問に感じる方も多いかも知れませんが、オーナー会社の親族以外で、従業員からスタートして経営者になるような人の多くは、この「人財」です。
また、従業員の立場から思い切って起業しても、ほとんどの人が失敗しますが、成功する起業家の多くも、この「人財」です。
確かに個人別の業績管理をしていない会社では、この利益貢献倍率を正確に算出することは困難でしょうが、重要なのは先ほどの各計算式を常に意識することです。あなたも胸を張って黒字社員と言えるように、これから利益貢献倍率を意識しましょう。
香川 晋平
K&P税理士法人 代表社員
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】