あなたの利益貢献倍率…考えたことありますか?
あなたは黒字社員なのか? それとも赤字社員なのか? 簡易診断してみましょう。次の計算式で、あなたの会社への利益貢献倍率を出すことによって、黒字社員か赤字社員かの診断をすることができます。それでは順を追って解説しましょう。
A「自分が貢献した粗利益」
「自分が貢献した粗利益」ですが、個人別の成績が管理されている営業などではわかりやすいでしょう。一方、チームとして動いているので、個人別の成績がわからない場合は、まず部署ごとの粗利益を把握してみます。
部門別の損益計算書があるところでは、自分の部門の数値。ないところは、会社の粗利益を他部署との貢献割合を考えて、ザックリと計算してみます。
たとえば、会社に営業、製造、管理という3つの部署があるとすると、営業40%、製造40%、管理20%といった感じでザックリの配分割合を考えます。すると、1億円の粗利益がある会社であれば、営業、製造が4000万円ずつ、管理が2000万円となります。
この粗利益をその部署にいる人数で割ると、1人当たりの粗利益が計算できます。このときに、自分のその部署における貢献割合も考えて計算してみましょう。たとえば、上記の製造部の人数が4人だったとすると、
1人当たりの粗利益…4000万円 ÷ 4人 = 1000万円
これが次のような感じになります。
仕事経験の浅い若手社員であれば、1000万円 × 0.7 = 700万円
経験豊富なベテラン社員であれば、1000万円 × 1.3 = 1300万円
これが、「自分が貢献した粗利益」となります。
B「自分が会社に与えてしまった損失」
「自分が会社に与えてしまった損失」ですが、これはあなたのミスにより会社が負担することになった損失額です。
これは、あなたが貢献した粗利益から当然マイナスになります。細かいところでは、白黒コピーでよい資料をカラーコピーにしたなど、明らかに自分のミスでムダな経費を発生させたり、パソコン、機械装置などの会社の資産を壊してしまった場合の会社の実損額です。
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