本記事では、株式会社町田工務店の代表取締役社長で、資産20億円大家の町田泰次の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』より一部を抜粋・編集し、なかなか知ることができない「大家業」成功のための流儀を解説します。

快適なのは南向きよりむしろ北向き?

南向きの土地は評価が高く、採光などでのメリットはもちろんあるが、「住宅やアパートを建てる時は南に道路」などという通説や概念はあってないようなもの。決め付けることはしないというのが私の考えだ。

 

北に道路がある土地でも十分に朝日を取り込める設計ができる。南向きの物件には夏の暑い日差しが入る。北向きは光が入らないのかというと、そんなことはなく北は柔らかい光が入る。

 

単身者で、夜働いている人はどうだろう? その人たちは日中に睡眠を取る。熱くて明るい南向きの部屋で快適な睡眠を取れるだろうか? 北向きの部屋の需要も十分にあるのだ。私なら逆に北向きの部屋はわざと暗くして、そういった人たちに住んでもらう。北にバルコニーをつくり、バルコニーの高さを通常よりも少し上げて壁を白くすると、反射で柔らかい光が部屋に入って来る。

 

世間では「北は暗い」、「湿気る」と考える人も多いが、今の建物は湿気ることもなく、風通しさえあれば全然問題ない。北向きの土地の北側には必ず道路があるが、南向きの土地に住宅を建てた場合、北側の部屋は隣家などの影響で逆に湿気を心配しなければいけない。

 

北向きでもプラン次第で十分に朝日が取れる設計ができるのだ。住宅地であれば住宅と住宅の間に4メートルもあれば朝日は入る。

 

実は、快適に過ごせるのは、北向きの土地ではないのかと、建築や工務店に30年携わった経験からそう思うところが多分にある。

 

 

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町田 泰次
株式会社町田工務店 代表取締役社長


大阪市出身。高校卒業後、父親が創設した町田工務店に入社。昼間は現場で働き、夜は夜間の大学に通い建築を勉強しながら、一級建築士の資格を取得。平成3年町田工務店の社長に就任した際に、パートナーや回りの人たちの大切さを実感。以来、実際に住まわれるお客様の顔が見える仕事を一層大事にし、そんなお客様に喜んでいただけることを日々の仕事の励みや喜び、やりがいとする。 安心安全はあたりまえ。「大切な家族を育む家づくり」「人と地球にやさしい家づくり」「次世代へ引き継ぐ家づくり」。そんな『こだわりの暮らし』を追求する。

 

 

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本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『年収400万円でも大家になれる 工務店社長が教える5つの流儀』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

町田 泰次

幻冬舎メディアコンサルティング

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