「成功するフツーの人」「失敗するフツーの人」決定的な差

近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、周知の事実や世の中の常識に囚われずに成功するための思考法を説いています。

みんながやっていることではなく、やらないことを探せ

これからの時代、どの「分野」に取り組み、自分のオリジナリティに到達すればいいのでしょうか? どんな分野に取り組むのか?の観点では、「大勢の人に必要とされるような、つぶしのきく仕事をしたい」という安定志向の若い人も最近は多くなりました。

 

そして「具体的に何をやりたいの?」と聞くと「今だったらやっぱりAIエンジニアとか、データサイエンティストとか、インターネット広告代理店とか、そういった仕事がいいと思うんです」などといった答えが返ってきます。

 

確かにそれらは流行の職種です。しかし、人気のある職業は、多くの人が目指すために競争が激しくなると考えているでしょうか。「つぶしのきく職業」「ステータスのある職業」「高給の職業」、これらはいつの時代も人気で、憧れの的であり、それだけに有能な人が集まりやすく、競争が激しく、成功を収めるのは困難です。

 

もちろん、あなたがメジャーリーガーの大谷翔平選手とか、棋士の藤井聡太さんとか、そういった天才に並び得る才能の持ち主であれば、ぜひその道を極めていただきたいと思います。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

今名前を挙げた2人は中高生の頃から非凡さが際立っていたわけですが、特に世間から注目されることもなく普通に進学して就職されたというような方は、天性の才能という意味では、いわゆる「天才」の領域には達していないのかもしれません。しかし、早熟の天才にはなれなかったという「フツーの人」には、その人なりの成功の方法があるはずです。

 

フツーの人の戦い方─それは「ニッチな戦場を探す」ことです。例えば、あなたが高校生になったばかりだとして、スポーツが大好きで、全国大会の晴れ舞台に立ちたいと考えている場合、入部すべきはサッカー部や野球部でしょうか?

 

いいえ、おそらくサッカー部や野球部には小学生の頃からジュニアチームやリトルリーグでプレイしていた歴戦の猛者が集っています。時間の限られた高校生活で、レギュラーを獲れる確率はそれほど高くありません。

 

もしインターハイ(全国高等学校総合体育大会)出場を目的とするのなら、思い切って競技人口の少ない種目に挑戦してみるのはどうでしょうか?

 

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    株式会社SEEDATA 代表取締役社長

    1979年生まれ。慶応義塾大学商学部卒。2002年博報堂入社。
    情報システム部門を経て、博報堂ブランド・イノベーションデザイン局に在籍。新商品・新サービス・新事業の開発支援に従事。幅広い業界のリーディングカンパニーと300を超えるプロジェクトを経験。働きながら筑波大学でMBA(経営学修士)と博士号(経営学)を取得。
    社内公募ベンチャー制度で採用され、近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開するSEEDATAを起業、博報堂子会社として分社。現在は、SEEDATA代表取締役社長。法政大学や相模女子大学等で非常勤講師を歴任。

    著者紹介

    連載「洞察力」の専門家が指南~限界をラクに超える思考法

    バカにされたら「ありがとう」 あなたの限界をラクに超える最強の洞察思考

    バカにされたら「ありがとう」 あなたの限界をラクに超える最強の洞察思考

    宮井 弘之

    幻冬舎MC

    アイデアを生み出す秘訣は、「洞察力」にあり! 普通の人が考える“常識"をずらして、新しい視点、着想、アイデアを提示する思考法を、目的ごとに紹介。 本書では、世間一般でいわれている“常識"を、著者が一つひとつ覆し…

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