(写真はイメージです/PIXTA)

近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、仕事で、自分の評価を高めるためには「自社の社長や役員、上司にごまをすれ」と説いています。

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    人たらしのビジネスマンは「ごますり」が上手い

    あえて誤解を招くような言い方をすれば、上司に対しては「ごますり」が必要です。一般的に「ごますり」は、あまり良いことだと思われていませんよね。私自身、昔は「ごまをする」人が大嫌いでした。たぶん、多くの人が同じように感じていると思います。

     

    なぜ私たちは「ごますり」に対して、嫌悪感をもつのでしょうか。その理由はおそらく「卑怯な感じ」がするからです。

     

    「ごますり」という言葉には、「媚びへつらう」という意味があります。自分よりも立場が上の人に気に入られて利益を得るさまが、正々堂々と実力で勝負していない印象を与えるのでしょう。

     

    しかし、その考えは少々、洗練されていない気がします。そもそも、ビジネスにおいて仕事の能力だけが正当に評価されることが本当にあるのでしょうか。私は疑問に思います。

     

    長年、社会人を続けている人であれば誰でも、ビジネスでは実力だけでなく、いかにお客さんや上長に気に入られるかが成果を左右することをよく知っていることでしょう。というより、ビジネスでは他人に気に入られることも実力のうちです。

     

    そうやって、人間関係構築能力で利益を得ている人を、いい意味で「人たらし」などと呼ぶことがあります。ここまでは、「ごますり」で利益を得ることを、ビジネスでは当然として肯定的に評価してきました。

     

    もう一つ、相手の立場に立って考えてみましょう。「ごますり」をされる相手だってバカではありません。むしろ、社長や役員といった地位にまでのぼりつめているのですから、一般的には頭も良く仕事の実力もある方ばかりです。

     

    それなのに、なぜ皆さんが嫌う「ごますり」に簡単に騙されるのでしょうか。

     

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