(写真はイメージです/PIXTA)

近未来の消費者洞察データを基軸にイノベーション支援を展開する、株式会社SEEDATA代表取締役社長の宮井弘之氏は、仕事で、自分の評価を上げるためには、右肩上がりになるように計画して働くべきだと説いています。

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    人の期待を集めるには、常に「右肩上がり」を演出する

    いうまでもありませんが、自分をどのように見せるかは意外と大事です。ファッションでいうならば、どんなに仕事のできる人でも、やはりスーツがよれよれで、無精ひげをはやしていて、靴に穴があいていたら、ビジネスで信用を得るのは大変になります。

     

    それと同じことで、ビジネスでは何をするときにも見せ方を考えたほうがいいのです。分かりやすいのはプレゼンテーションです。どんなにスペックの高い商品やサービスでも、プレゼンが下手であれば、とてもつまらない商品やサービスに見えてしまいますし、相手の興味をひくことはできません。

     

    まれに、プレゼンの内容には惑わされずにデータを見て興味をもってくれるお客さまもいないわけではありませんが、たいていの人は見た目と売り込みの言葉のほうに興味をひかれます。

     

    プレゼンの話し方であったり、見せ方であったりはいろいろな細かいテクニックがほかの本にも書かれていますので、ここでは最も大切な心構えについてお話しします。それは、「ビジネスにおける報告は、常に右肩上がりで成長しているように見せること」です。

     

    私が若い人によく感じるのは「正直過ぎる」ということです。真面目で正直なのは良いことですが、ビジネスで成果を挙げていくのであれば、もっとズル賢く、ときには「お化粧」をするテクニックも覚えていってほしいと思います。

     

    この「お化粧」には洞察力を高める意味もあります。自分がどのように成果をプレゼンテーションするかによって、その後の展開をどのように有利にしていくか、将来の展望に関する洞察がうまくなります。

     

    例えば、私たちはベンチャー企業の資金調達のお手伝いをしています。資金調達とは、ベンチャーキャピタルなどの投資家に対して「私たちはこれからどんどん利益を上げることができます。そのためには事業への投資資金が必要なので、ぜひお金を出してください」とお願いすることです。

     

    そのときに大切なのが、「このベンチャー企業は右肩上がりに成長している」と投資家に思わせることです。そのために必要なのが「情報を出す順番のコントロール」です。

     

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    バカにされたら「ありがとう」 あなたの限界をラクに超える最強の洞察思考

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    宮井 弘之

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