人生の最期を自宅で迎える人は2割未満
世界でも長寿大国のひとつに数えられる日本。厚生労働省の『簡易生命表(令和元年)』によると、2019年の日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳。前年比男性は0.16年、女性は0.13年、寿命が延びました。
ただ長生きすればいいというわけではありません。少し前のデータになりますが、2016年、厚生労働省の発表では、日本人の健康寿命(日常的・継続的に医療や介護に依存して生きる期間を除いたもの)は、男性が72.14年、女性が74.79年。男性は9年、女性に13年も日常的に医療や介護に依存する計算です。
幸せな老後を考えた場合、できるだけ健康寿命と寿命の差異は短いほうがいいでしょう。また穏やかに逝きたいと願い、慣れ親しんだ自宅で最期を迎えられたら……そう願うでしょう。
しかし厚生労働省の『人口動態』(2017年)によると、死亡者134万397人に対し、「病院」で亡くなったのが97万8260人、「介護医療院・介護老人保健施設」が3万3105人、「老人ホーム」が9万9910人。それに対し「自宅」が17万7473人で、全体の18%強。このデータは、突然死や孤独死も含みますから、多くが“幸せな最期”をイメージするようなシーンはかなり少ない、というのが現実です。
「人生の最期」に対して医師は…
厚生労働省による『人生の最終段階における医療に関する意識調査』では、一般の人のほか、医師・看護師、介護職員に、“人生の最期”に対する現時点での考え方を聞いています。そのなかから、人生の最終段階の医療について、医師の考え方と実際について見ていきます。
「男性」56.1%
「55~59歳」23.1%、「50~54歳」15.5%、「60~64歳」15.1%
■実務経験
「31~35年」21.8%、「26~30年」15.3%、「21~25年」14.5%
■専門領域(医師、複数回答)
「内科」49.0%、「外科」16.0%、「精神科」7.2%
■勤務施設
「病院」62.8%、「診療所」32.7%
■信頼できるかかりつけ医
「いる」38.5%
■最近5年間の身近な人の死の経験(複数回答)
「経験なし」50.5%、「病院で経験」34.7%、「在宅で経験」7.2%、「施設で経験」7.2%、「在宅で経験」
■大切な人の死に対する心残り
「ない」55.0%
■死に近い患者との関わり
「1ヵ月に1名以上」38.8%、「半年に1名以上」22.3%
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