(※画像はイメージです/PIXTA)

日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は厚生労働省『医療施設調査』などから、日本国内の病床数に焦点をあててみましょう。

世界的には高水準だが…日本国内の病床は減少傾向

OECDが発表している医療統計を見てみると、日本の人口1000人あたりの病床数は13.1床、OECD平均は4.7床と、日本は加盟国のなかで最も高い水準ということが分かります。本記事では、国内の「病床」事情について見ていきます。

 

『医療施設調査』(令和元年)によると、令和元年10月1日現在における全国の医療施設総数は181,621施設で、このうち「活動中の施設」は179,416施設(医療施設総数の98.8%)となっています。

 

まず、全国にある病院の施設数から見ていきましょう。「医療施設」は179,416施設と、前年に比べ増加しているものの、「病院」「歯科診療所」は減少傾向にあります。唯一、「一般診療所」のみが102,616施設と、前年比で511施設増加しています。

 

施設数としては増加したものの、病床を有する一般診療所数は前年に比べ290施設減少し、有床から無床への変更が多く見られました。

 

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医療施設:医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所の総称

病院:医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所であって、患者20人以上の入院施設を有するもの

一般診療所:医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う場所(歯科医業のみは除く)であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

歯科診療所:歯科医師が歯科医業を行う場所であって、患者の入院施設を有しないもの又は患者19人以下の入院施設を有するもの

 

精神病床:精神疾患を有する者を入院させるための病床

療養病床:病院の病床(精神病床、感染症病床、結核病床を除く)又は一般診療所の病床のうち主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床

一般病床:精神病床、感染症病床、結核病床、療養病床以外の病床

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出所:厚生労働省HPより

 

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