どこの予備校でも一流講師陣
ただ、雇う側の予備校は、院卒というだけで採用します。なぜなら”売り”になるからです。訓練などは一切しません。あるのはテキストのマニュアル、つまり解答だけです。
その点を皆さん、よく分かっていないのです。いい大学院を出ていれば、素晴らしい講師=先生だと思ってしまう。そんなことはありません。その多くは、答えが用意されていなければ不安で教えられないような講師たちです。しかも、用意された授業しかできないから、授業の幅がない。するとどうなるか、応用問題に強い人間を育てることができないわけです。
確かにカリスマと呼ばれる講師はいます。しかし、当然のことながら一握りです。彼らは時給1万円から2万円を取ります。
しかし、通常、大手予備校で教えている講師の時給は3000円から6000円です。中には1000円という大学院生や大学生も交じっています。
講師の時給は、その能力に正比例します。
時給の差はどこから生まれるのか
試験には参考書や教科書に書かれていることは出ません。つまり直球勝負はほとんどないのです。特に、「ここは大事」とアンダーラインが引かれているところからは出題されません。それは、ここは頭に入れておかなくてはいけないという意味でのラインなのです。
したがって、勝負はそこから少しだけずれたところ。つまり勝負球は変化球にできます。私も医学部の入試問題作成を担当していたので分かります。その部分は、一流の講師の無駄話に思える会話の中に含まれているものなのです。
邪道に思える部分が試験では王道に変わります。脱線しない講師の授業はおもしろくないだけでなく、ためにならないのです。そこがいい講師と悪い講師の境目です。
参考書をいくら読んでも、縦のつながりは分かっても、横の広がりが見えてこない。そこを補うのが講師なのです。
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