医学部受験の恐ろしさ…親が子に放った「可能性を潰す一言」

医学部専門予備校・TMPS医学館代表取締役の長澤潔志氏が、自らの経験談をもとに、「成績が上がる子」と「成績が上がらない子」の特徴を解説します。

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成績の上がらない子は集中力が乏しいもの

多くの親は、子供の成績を結果論として見て、一喜一憂しています。勉強の成果は放物線で表れます。そこで大事になるのが、結果としての成績ではなく、プロセスなのです。

 

子供は頑張っているのに、模試の成績だけを見てくどくどと怒っても意味がありません。最終的に伸びる子供は、途中の成績ではなく、本人の中身が徐々に変わっていくものです。そしてある時、突然その伸びが模試成績に表れるのです。それが傍目(はため)には分かりにくいだけです。

 

「ちっとも成績が上がらない」と騒ぐ親に、「大丈夫だから信用してほしい」と言っても聞く耳を持ちません。たとえば、成績は確かにずっとE判定(模試ではA〜E判定までの順位がある)できている生徒でも、実力は徐々についているのです。

 

それが成績として表れるには、放物線を辿らなくてはいけないのです。基礎力が6割、7割でもダメ、たとえ8割5分でもダメ、9割まで待たないと結果は出てこない世界なのです。模試の結果でも、すぐに文句を言ってきます。せっかく本当の力は上向いているのに、「もう無駄だからやめろ」などと平気で言いだします。そうやって、これから成績が伸びようとしている我が子を潰してしまうのです。

 

確かに、親には分かりにくいことだとは思いますが、教師には分かります。たとえば、授業である説明をします。問題と解答合わせなどという拙速なことではなく、この問題をいかに捉え、考えるべきかを説明します。そこが分からなければ、そこから波及する問題に対処できないからです。

 

教師は当然、その背景にある入試問題を意識しながら話をしていきます。実はどの参考書にも赤字で書いてあるようなところではなく、枝葉末節に思える部分が入試の当落を決めることが多いものなのです。そのようなポイントについて、まさに説明しているような時に、真剣になれる子と、聞いていない子がいます。それは目を見れば分かります。

 

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医学部専門予備校・TMPS医学館代表取締役 

神奈川県出身。日本大学大学院修士修了。東京農工大学大学院博士課程を中退後、国立感染症研究所にて緑膿菌(病原菌)の研究に従事。
アメリカン・ソサエティ・オブ・マイクロバイオロジーなどに研究論文を次々と発表する。その後、大学・専門学校・予備校などで教鞭を執り、教師歴は30年以上。
現在、医学部専門予備校・TMPS医学館代表取締役として、その独特な教育法をもって、医学界に優秀な人材を送り込んでいる。
主な著書に『偏差値40からの医学部合格術』、『医学部一発合格! 直前1カ月集中勉強法』(幻冬舎メディアコンサルティング)、『病態栄養学双書』(共著/第一出版)などがある。

著者紹介

連載医学部受験の闇とカネ

本連載は、『医学部受験の闇とカネ』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。なお本記事で紹介している内容は、著者の体験をもとに執筆しております。万一、本連載の記載内容により不測の事故等が生じた場合、著者、出版社はその責を負いかねますことをご了承ください。

医学部受験の闇とカネ

医学部受験の闇とカネ

長澤 潔志

幻冬舎メディアコンサルティング

講師歴30年の医学部専門予備校代表の長澤潔志氏が、実体験をもとに、合格率を偽って、「授業料を挙げる予備校」、「コネとカネがなければ合格できない推薦枠を設ける大学」、「指導力不足で受験生を浪人に導く高校」など、さま…

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