認知機能が正常範囲にあっても、一定以上の記憶障害を示すグレーゾーン(正常と認知症の中間に位置づけ)とされる軽度認知機能障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)が注視されています。今回は、医療法人翠清会・翠清会梶川病院、介護老人保健施設、地域包括支援センター会長の梶川博氏、医学博士である森惟明氏の共書
MCIの治療として身体疾患、特に動脈硬化性疾患の発症へのリスク抑制が重要で、これはアルツハイマー型認知症の危険因子に関する研究から指摘されました。動脈硬化性疾患の発症リスクを飛躍的に増加させる身体疾患として、肥満、耐糖能異常、脂質異常症(高脂血症)、高血圧が集積した病態(メタボリックシンドローム)が注目されています。 また最近では、脳血管障害は血管性認知症のみではなく、アルツハイマー型認知症の危険因子とみなされるようになっています。脳梗塞再発予防薬の抗血小板薬シロスタゾール(商品名:プレタール®)や抗てんかん薬レベチラセタム(商品名:イーケプラ®)のMCIへの有効性が示唆されていますが、まだ保険適用にはなっておりません。 インスリンやインスリン分解酵素とアルツハイマー型認知症の原因物質と目されるアミロイドβ(Aβ)がMCIに関係していることも示されています。 脳内インスリン抵抗性(正常な血糖値を保つのに必要なインスリン量が増加した状態)によって、アルツハイマー型認知症の原因物質と目されるAβの脳内沈着が促進されるといわれています。 ※本記事は連載『改訂版 認知症に負けないために知っておきたい、予防と治療法』を再構成したものです。 梶川 博 森 惟明 【関連記事】 ■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」 ■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】 ■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】 MCIの治療は動脈硬化性疾患発症へのリスク抑制が重要
医療法人翠清会・翠清会梶川病院、介護老人保健施設、地域包括支援センター会長
医学博士
人気記事ランキング
「お祝いも、お小遣いも出せません」〈年金月20万円・貯蓄1,400万円〉72歳女性、孫が来なくなって気づいたこと
「おばあちゃんの家、つまんない」孫のひと言にショック…〈年金月17万円・貯蓄1,100万円〉75歳女性、“喜ばせるための出費”をやめたその後
「できるだけ家族に頼らず暮らしたい」〈年金月37万円・貯蓄6,000万円〉72歳夫婦、管理サービスの整った高層マンションを選んだワケ
「まさか家じゅうに…」年金13万円・資産5,000万円、一人暮らしの88歳祖母のもとへ帰省。夏休み中の孫を連れた51歳娘が慌てふためいた〈実家の現実〉
「夏休み、来なくていいよ」72歳母のまさかの一言。40代息子夫婦、高速道路の〈7時間大渋滞〉に耐えた孫連れ親孝行が“お互いの負担”になった理由【FPが解説】
メルマガ会員登録者の
ご案内
メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。
メルマガ登録- 08/14 資産規模5億円以上の方のための 「資産管理会社」のつくり方・つかい方<第1回/総論>
- 08/14 資産規模5億円以上の方のための 「資産管理会社」のつくり方・つかい方<第2回/自社株編>
- 08/14 資産規模5億円以上の方のための 「資産管理会社」のつくり方・つかい方<第3回/不動産編>
- 08/14 資産規模5億円以上の方のための 「資産管理会社」のつくり方・つかい方<第4回/金融資産編>
- 08/14 【オーナー経営者の相続・事業承継トラブル】 「自社株」と「遺留分」の致命的なリスクと 弁護士と作る”会社を守る盾”
- 08/14 税務調査に要注意! 「相続対策」のための「生前贈与」の基礎知識と活用法
- 08/14 認知症対策には絶対的な効果! 金融資産家のための「民事信託」を活用した資産承継方法
- 08/14 2026年、相続の常識が変わる 「デジタル遺言」「認知症対策」「不動産評価」見直しの最新動向 【専門弁護士が解説】
- 08/18 キャピタルゲインも期待できる環境に! 「債券投資」のタイミングと具体的な取り組み方
- 08/18 日本・韓国・台湾・中国… いま、スパークスは「アジア」を見ている! 日本とアジアから探る“これからの投資戦略”
- 会員向けセミナーの一覧


