
実は認知症のタイプにより症状や経過が少しずつ異なり、経過も治療も予後も介護の仕方も違ってきます。正しい診断を受けているか判断するためにも、認知症についての知識を深めておく必要があります。今回は、医療法人翠清会・翠清会梶川病院、介護老人保健施設、地域包括支援センター会長の梶川博氏、医学博士である森惟明氏の共書『改訂版 認知症に負けないために知っておきたい、予防と治療法』(幻冬舎MC)より一部を抜粋し、認知症の代表的な4疾患の特徴や症状について見ていきましょう。
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「認知症」の症状や進行速度は個人差が大きい
脳には、「記憶」というとても大事な働きがあります。認知症は、いろいろなことを「記憶する(覚える)」あるいは「記憶していることを引き出す(思い出す)」ことが難しくなる病気です。
認知症は病気なのですが、病名というよりも症状(症候群)で、いろいろな病気が原因となって認知症になります。
詳しくいいますと、認知症とは、慢性あるいは進行性の脳疾患によって記憶、思考(理解、判断)、見当識、計算、学習、言語、感情(喜び、楽しみ)など多様な高次脳機能の障害を呈する症候群です。
それによって、複数の認知障害が現れ、健常者を基準とする社会生活に支障を来すようになった状態をいいます。
複数の認知障害とは、もの忘れ、行動異常(暴力、徘徊、無為など)、異常な心理状態(幻覚、妄想)、抑うつ(アパシー、無気力、感情鈍麻)などですが、原因脳疾患、障害部位や進行速度もその人ごとに異なり、認知障害の症状の現れ方も同じではありません。

認知症の代表的な4疾患はどんなもの?
以前、認知症を痴呆と呼んでいた頃には、日本人にみられる痴呆は大部分が血管性痴呆で、アルツハイマー型痴呆は少ないと言われていました。ところが、最近では欧米人と同じく日本人にもアルツハイマー型認知症が多くみられるようになり、日常診療においても避けて通れないコモン・ディジーズ(高頻度で遭遇する疾患、有病率の高い疾患)になっています。
認知症の研究が進むにつれ、認知症にも多くのタイプがあることが分かってきました。現在では多数の病気が認知症の症状を呈することが分かっています。
認知症の原因疾患別頻度は、アルツハイマー型認知症:約50%、血管性認知症:約20%、レビー小体型認知症:約10%、前頭側頭型認知症:約10%、その他:約10%であり、前4疾患を認知症の代表的4疾患と呼ぶことがあります。ただし、これら認知症の原因疾患を問わず、認知障害の原因は神経細胞自体と神経細胞間ネットワークの障害に起因します。

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