「このPC、オレのこと舐めてるな」機械音痴な人の思考回路

職場で、家庭で、街で……。あなたのまわりになぜかいつもイライラしている人はいませんか? また、あなた自身も気分や体調、ストレスにより怒りが抑えられないという場面もきっとあるはず。「一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事」を務める安藤 俊介氏が現代人のイライラに対処するテクニックを紹介します。本連載は、安藤氏の著書『あなたのまわりの怒っている人図鑑』(飛鳥新社)から一部を抜粋した原稿です。

 

こいつ(パソコン)、オレのこと舐めてるな

 

特徴:パソコンが立ち上がらない、動作が遅い、止まった等でイライラする。相手がモノであっても勝手に人格を反映させて怒りがエスカレートする。

 

Why? なぜ怒る:仕組みはわからないけど、動いて当然、満足に動かないものが売られているわけがないという思いがあり、その通りにならないと怒る。

動作の遅いパソコンにイライラして  怒鳴りつける

今やパソコンは、仕事にも日常生活にも、なくてはならないツール。しかし、便利すぎるがゆえに、ちょっとでもファイルを開くのに時間がかかったり突然フリーズしたりすると、ブチっと怒りのスイッチが入る人がいます。ひどいときにはパソコン相手に怒鳴りつけたり、椅子や机を叩いて八つ当たりしたり。

 

そんなことをしても周囲に迷惑なだけで、何の解決にもならないことは頭ではわかっているにもかかわらずです。実はパソコンにキレたことがあるという人は案外多く、あるITセキュリティ企業の調査によると、ユーザーの4割近くがパソコンに八つ当たりしたことがあるとか。

 

(画像はイメージです/PIXTA)
(画像はイメージです/PIXTA)

 

機械は動いて当たり前という思い込みが強すぎる現代人は、ついパソコンを擬人化して怒りをぶつけてしまうようです(はたから見ればギャグですが、本人は必死です)。相手は機械ですから、言葉で感情を伝えることはできません。そんなときは「でも、これを自分の手でやったらもっと大変だし、数秒待つくらいなら平気」と自分に言い聞かせましょう。

 

また、パソコンの不具合は、 ITリテラシーを上げることである程度は回避できます。特に高齢の方は「自分はどうせわからないから」とあきらめがちですが、サポート窓口に電話をするだけで簡単に解決することもたくさんあります。また、いっそのこと最新機種や上位機種に買い替えてしまうという手もあります。

 

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事 

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し日本の考え方、慣習、文化に合うようにローカライズし、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行なっている。ナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人として、ただ一人選ばれている。主な著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)、『[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『アンガーマネジメント実践講座』(PHP研究所)などがある。著作は中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計57万部を超える。

著者紹介

連載小さなことに腹が立つ…そんなあなたへ「アンガーマネジメント」のすすめ

あなたのまわりの怒っている人図鑑

あなたのまわりの怒っている人図鑑

安藤 俊介

飛鳥新社

コロナ疲れで「怒っている人」急増中! 日本で一番「怒り」に詳しい専門家が、「怒り」に巻き込まれない、巻き込まないためのテクニックを伝授! 自粛警察、ネットいじめ、あおり運転、電車内暴力、モンスタークレーマー…あな…

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