「もういい、帰る」謎の場面で急にキレる扱いづらい人の実態

職場で、家庭で、街で……。あなたのまわりになぜかいつもイライラしている人はいませんか? また、あなた自身も気分や体調、ストレスにより怒りが抑えられないという場面もきっとあるはず。「一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事」を務める安藤 俊介氏が現代人のイライラに対処するテクニックを紹介します。本連載は、安藤氏の著書『あなたのまわりの怒っている人図鑑』(飛鳥新社)から一部を抜粋した原稿です。

 

はぁ? 誰も文句なんか言ってないだろ!

 

特徴:怒ることで相手を屈服させられると思っている。まわりからは理由もなく怒っているように見える。

 

Why? なぜ怒る:自分の思いをうまく伝えられず怒りで意思表示する。怒ることが目的な ので、何がしたいのか、どうしてほしいのかわからないまま怒り続ける。

怒りで相手をビビらせ屈服させられると思っている

すぐ怒る人は、怒ることで相手を屈服させられると思っています。このタイプの人は、瞬間的に怒り出し、その感情で頭の中がいっぱいになってしまうので、自分がどうして怒っているのか、相手の何が不満でどうしてほしいのか、理路整然と話すことができません。

 

そればかりか、本人も何で怒っていたのかわからなくなっています。かくして、ただ「怒ることそのものが目的の人」になってしまうのです。怒りをぶつけられる相手からしたら、この人はなぜ怒っているのか理解できません。

 

まわりに理解されないから、怒りが解決されることもなく、結局のところ、怒る側は怒り損になってしまいます。周囲からは「ああ、またいつものアレね」「この人はこういう人だから」で片づけられてしまい、徐々にビビらせることすらできなくなってしまいます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

こういう人への対処法は、とにかく「嵐が過ぎ去るのを待つ」しかありません。逆にいえば、もし自分が怒りで頭がいっぱいになってしまうようなことになったら、自分は何に怒っているのか、相手に何を望むのかを、理路整然と言葉で説明できるようにしましょう。問題を整理することが怒りを解消する道になります。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事 

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し日本の考え方、慣習、文化に合うようにローカライズし、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行なっている。ナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人として、ただ一人選ばれている。主な著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)、『[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『アンガーマネジメント実践講座』(PHP研究所)などがある。著作は中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計57万部を超える。

著者紹介

連載小さなことに腹が立つ…そんなあなたへ「アンガーマネジメント」のすすめ

あなたのまわりの怒っている人図鑑

あなたのまわりの怒っている人図鑑

安藤 俊介

飛鳥新社

コロナ疲れで「怒っている人」急増中! 日本で一番「怒り」に詳しい専門家が、「怒り」に巻き込まれない、巻き込まないためのテクニックを伝授! 自粛警察、ネットいじめ、あおり運転、電車内暴力、モンスタークレーマー…あな…

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