こすっても「痛くない」子ども用歯ブラシを開発
実は、食べられるハミガキ粉に続いて、我が社が子どもたちのために開発したアイテムがあります。「痛くない子ども用歯ブラシ」です。
従来の歯ブラシは、子どもたちにとっては硬すぎて、歯茎や口の中が痛くなってしまうことも少なくありませんでした。私は昔から、なぜそんなに硬い歯ブラシが作られてきたのか不思議だったのですが、調べてみると、どうやら「子どもはブラシを嚙むから硬くしている」というのが理由だったようです。
しょっちゅう歯ブラシを嚙んでいると、すぐに毛先が広がってしまいます。すると、すぐに歯ブラシを替えなければならず、家計に不親切だという考えのようです。
その理由を知っても、私は納得できませんでした。ハミガキ粉と同じように、従来の歯ブラシも、子どもたちにガマンを強いるものだったのです。
そこで独自に、どんなにこすっても痛くない子ども用歯ブラシを開発しました。この歯ブラシは、乳酸菌ハミガキ粉といっしょに使ってもらうもので、ハミガキ粉の購入者にはプレゼントしています。希望があれば歯ブラシ単独でも販売はしていますが、基本的には乳酸菌ハミガキ粉を使っていただいているお礼にと考えています。
これも私たちからお客様への思いの発信と言えるかもしれません。
痛くない歯ブラシで、子どもたちが、ますます歯みがきを好きになってくれたら本当にうれしく思います。
齊藤 欽也
歯科医師/ウィステリア製薬株式会社代表