「食べられるハミガキ粉」が爆売れ!幸せマーケティング成功例

本連載では、飽和状態のハミガキ粉市場で、「超高価格の子ども用ハミガキ粉」を大ヒットに導いた筆者が、自らの経験を基に、「レッドオーシャン」で勝つためのビジネス戦略について解説します。

商品プロモーションの成否は「口コミ」に左右される

口コミが集患(集客)において威力を発揮することを、私は歯科医院の経営ですでに実感していました。一度、医院に来て「ここはよい」と思った患者さんは、自分が通院する(リピーターになる)のはもちろん、ご家族も同じ医院につれてきてくれます。それだけでなく「ママ友」ネットワークの口コミで評判を聞いた女性やそのご家族も、次々と医院にやってくるのです。

 

かつて口コミといえば、知人との会話や井戸端会議などのような「閉ざされた空間」でのコミュニケーションを意味しました。しかし現在では、口コミの舞台は井戸端に限らず、SNSなどを通じた開放空間に広がっています。

 

私たちのような商品のプロモーションの成否は、マスメディア以上にその「口コミ」が大きく左右するのでしょう。現在のネット社会では、情報の相対的価値が変わってきています。

 

テレビやラジオのCMが、依然として重要な宣伝広告手段であることは変わらないと思います。特に大手企業にとっては、自社のイメージを形成するブランディング戦略上、マスメディアは欠かせない媒体でしょう。

 

しかし、大手企業のプロモーションも、ネット上のホームページなどと連動して、メディアミックス化と言われるような変化が見られます。今後、マスメディアと、SNSなどのネット上の媒体は、それぞれの特徴に応じて使い分けられる傾向が強まっていくのでしょう。

 

マスメディアとネット、両者のどちらがビジネスにより適した媒体になるかも、お客様のライフスタイルしだいだと思います。

 

例えば、ユーチューブなどに親しんでいる人たちだと、大金を投じて演出されているテレビCMより、手作りの動画などに信頼を寄せる傾向があるようです。これも、口コミに対するのと似た親近感があるからかもしれません。

歯科医師
ウィステリア製薬株式会社代表
社会起業家
コンサルタント
カウンセラー

1954年生まれ。明海大学歯学部卒業、1982年静岡県富士市にて歯科医院を開業し、以来36年間増収を続けている。当クリニックは、地方都市のシャッター通りの一角にあるにもかかわらず、業界水準を大幅に上回る自費率70%以上を維持し、予約の取りにくい歯科医院として多くの人に支持されている。50歳の時に、医院をビルの2階から新しいコンセプトの大型歯科医院に新築移転する。クリニック経営が順調に進む中、59歳の時、生死をさまよう大病を患ったにもかかわらず、退院後60歳にして新たな分野(大企業がひしめくオーラルケア業界)で起業し、新市場を開拓。わずか3年で驚異の売り上げを記録し、様々な分野で、独自のポジションを築いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

著者紹介

連載「成熟市場」で生き残る常識破りのマーケティング戦略

レッドオーシャン革命 常識破りのマーケティング戦略

レッドオーシャン革命 常識破りのマーケティング戦略

齊藤 欽也

幻冬舎

定価7800円の子ども用ハミガキ粉がなぜ売れているのか? 創業わずか3年。競争の激しいオーラルケア市場で急成長を遂げたベンチャー企業の軌跡から読み解く「ビジネスの新常識」 現代社会は、品質が優れ価格も手ごろな商品…

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