本連載は、証券アナリスト/AFPの頼藤太希氏、CFP/DCプランナーの高山一恵氏の共著、『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』(standards)から一部を抜粋し、「つみたてNISA」の基本についてわかりやすく解説します。

積み立てたお金を投資に回してみよう

お金を少しずつ貯めること、蓄えていくことを積み立てといいます。誰しも一度や二度は欲しいものを買うためにお金を貯めた経験があるでしょう。また、特に目的はなくても、貯金箱にお金を貯めている人もいるでしょう。これらも立派な積み立てです。

 

こうした積み立ては気軽にできますが、つい使ったり、なくしたりする可能性も考えられます。そこで、金融機関の積み立て預金や積み立て投資を利用すると、そうした可能性をある程度減らせます。

 

積み立てたお金を預金する積み立て預金には、定期預金や財形貯蓄などがあります。これらは原則として一定期間は引き出せない(使えない)ですし、なくすこともありません。とはいえ、近年は預金ではお金が増えません。そんな中でインフレが起こると、預けたお金が目減りする可能性もあるのです。

 

その点、積み立てたお金で投資する積み立て投資ならば、預金をはるかに上回る利益を得てインフレにも勝てる可能性があります。本連載では、誰もが今すぐ始めるべき堅実な積み立て投資の方法を紹介していきます!

 

 用 語 解 説 

 

●インフレ(インフレーション)

モノの値段(物価)が上昇すること。モノが売れ、会社の業績がよくなり、給料が増えるという好循環が見込める。一方、物価が上がるとお金の価値は相対的に下がってしまう。

 

本連載は、一般的な投資信託の仕組みなどを紹介することを目的にしています。特定の金融商品の推奨や投資勧誘を意図するものではありません。また、投資にはリスクがあります。投資はリスクを十分に考慮し、読者の判断で行ってください。なお、執筆者、製作者、スタンダーズ株式会社、幻冬舎グループは、本連載の情報によって生じた一切の損害の責任を負いません。

イラスト:ひろいまきこ

つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!

つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!

頼藤 太希,高山 一恵

standards

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