特集 アメリカ不動産投資

アメリカ不動産投資

近年、富裕層の間で注目を集め、実践する人も増えている海外不動産投資。世界経済の先行きが不透明な中、資産防衛を第一に考える方々にとっては、アメリカの不動産がやはり有力な投資対象となっている。先進国でありながら増え続ける人口と、それがもたらす堅調な住宅需要。不動産の取引環境も世界トップクラスの透明性を持ち、中古マーケットが成熟しているため、売却という出口戦略も立てやすい。もちろん、すべてが米ドル建て――。本特集では、現地在住のスペシャリストたちが、米国不動産の最新事情と、実際の投資する際のポイントを詳しく紹介する。

マンハッタン「アッパーイーストサイド」の最新不動産事情
川上 恵里子
3つの区域に大別されるアッパーイーストサイド今回は、昔からのマンハッタンの高級住宅街として知られるアッパーイーストサイド(Upper East Side)をご紹介します。 アッパーイーストサイドは、セントラルパークの東側からイーストリバー沿いまで、南は59丁目から北は96丁目付近までの地域とされています。最近では開発や治安の改善が進み、5番街沿いの96丁目から110丁目付近もアッパーイーストサイドに含まれることがありますが、すべての区域が住宅街というわけではあり…
ハワイの高級コンド「パークレーン・アラモアナ」の建築状況
谷貝 亮
「低層レジデンス」で全室オーシャンビュー現在オアフ島では、第26回連載(こちらを参照)でご紹介した「The Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach(以下Ritz Waikiki)」のようにワイキキやアラモアナ、その西側に位置するカカアコ、ワードエリアにて至るところに大きなクレーンが立っており、正に空前の建設ラッシュといえます。  ここ3年で建築コストも4倍に上がっているという話もあり、それに連れて不動産の分譲価格も上昇していますが、今回は現在建設中のアラモア…
書籍『戦略的アメリカ不動産投資』から何が学べるのか?
井上 由美子
エリアの絞込みにあたって「年収倍率」に注目した理由――『戦略的アメリカ不動産投資』のなかで、特に注目してもらいたいところはありますか? 井上 基礎から応用編まで網羅したところでしょうか。アメリカの不動産市場の特性として、中古物件も値上がりを続けていて、取引の透明性が高いといったことは、さまざまな投資本でも語られているところです。しかし、アメリカの国土は日本の約25倍で、西部と東部では気候も文化も慣習も異なります。当然、不動産価格もエリアに…
書籍『戦略的アメリカ不動産投資』で伝えたい想いとは?
井上 由美子
アメリカ人にとっては「マイホーム」でも投資対象――今回の書籍『戦略的アメリカ不動産投資』のなかで、一番伝えたかったことはなんでしょう? 井上 一番大事なことは「お金に働いてもらう」ということです。アメリカに行って最も感じるのは、アメリカ人の投資マインドの強さです。向こうでは、購入資金があることを証明する際、3か月前の預金残高を見せても信用してくれません。「これだけの預金があるから、不動産を買いたい」と言っても、「それは3か月前のものでしょ…
「シリコンバレー共同住宅(アパート)」の最近の価格動向
小川 謙治
IT従事者が多い都市ほど「担保割れの住戸」は少ない前回は、サンフランシスコ・ベイエリアの不動産市況に影響を与えていると思われる特徴的な要因の結果、サンフランシスコ・ベイエリアの(戸建て)住宅の不動産市況がどうなったのかを説明しました。今回は、戸建てに比べ需要の強い共同住宅(アパート)の不動産市況がどうなったかを見ていきます。 その前に、住宅系不動産市況に大変影響を及ぼすとみられるネガティブ・エクイティ(住宅ローン担保割れ比率)について説明…
ハワイのホテルコンド「イリカイ」・・・最終分譲の2部屋の詳細
谷貝 亮
最終分譲となる25階の2Bedroom、2部屋が販売開始本連載第22回(こちらを参照)、第24回(こちらを参照)にてIlikai Apartment Building(以下Ilikai)の分譲住戸について案内しましたが、2階部分はすべての入札が完了し、多くのお部屋はすでに引き渡しも終わり、ホテルとしてレンタルに出されている部屋もあります。  そして最終分譲となる25階の2Bedroom、2部屋が遂に販売開始となりましたので、今回はその2部屋について案内します。 まずはフロアプランから見てみます…
アメリカ不動産市場を支える巨大な「中古マーケット」
井上 由美子
ライフスタイルに合わせて柔軟に家を変えるアメリカ人アメリカにおける不動産流通の最大の特徴として、活発かつ大規模な中古不動産市場が挙げられます。マーケット全体の約8割を中古物件が占め、しかも売り物件の公示から成約までの期間が短く、スピーディーに売買されます。これは、日本人とアメリカ人の住宅に関する考え方の違いが如実に表れている現象といえるでしょう。日本人は一般的に、住宅を購入したら、そこに住み続ける定住志向を持ち、「家は、一生に一度の大き…
マンハッタン「アッパーウェストサイド」の最新不動産事情
川上 恵里子
マンハッタンの代表的な高級住宅街のひとつ今回は、マンハッタンのアッパーウェストサイド(Upper West Side)についてご紹介していきます。 セントラルパークより西側、南端は59丁目、東端はセントラルパーク、西端はハドソン川、北端は110丁目辺りまでをアッパーウェストサイドと呼びます。  コロンビア大学があるモーニングサイドハイツ(Morningside  Heights)もアッパーウェストサイドの一部と見なされることがあり、その場合北端は125丁目付近となります。アッパ…
オープン直前!ハワイ・リッツカールトンのアメニティスペース
谷貝 亮
「ガバナスペース」を完備したジャグジー付プール本連載第6回(こちらを参照)で紹介した「The Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach(以下Ritz Waikiki)」ですが、現在ウェストタワー(Tower1)は2016年6月のソフトオープンを目指して工事が進んでいます。  現在の状況ですが、一部の部屋を除き本連載第19回(こちらを参照)で紹介したインスペクションも完了し、低層階から順次、部屋に家具が搬入されています。今回はその工事現場に潜入してきましたので、Ritz Waikik…
人口増加を続けるアメリカ・・・不動産市場の将来性とは?
井上 由美子
2030年、アメリカの人口は3億6260万人に株式会社オープンハウスウェルス・マネジメント事業部 部長井上 由美子氏なぜ、これほどまでにアメリカの不動産投資に注目が集まっているのでしょうか。それは、アメリカ経済の成長性に期待が寄せられているからに他なりません。すでに超大国でありながら、経済成長を続けている理由のひとつに、アメリカが先進国の中でも数少ない人口増加国であるという点が挙げられます。  日本の場合、歯止めの効かない少子化を背景に、人口はピ…
日本の富裕層・資産家が「アメリカ不動産」を買う理由
井上 由美子
40年以上、年平均4%の上昇を続けている不動産価格近年、多くの資産家が海外不動産への投資を始めています。経済成長が著しい東南アジアの新興国を投資先として選択する人もいますが、高いリターンが期待できる反面、政情不安や脆弱な経済基盤など新興国ならではのリスクも抱えることとなります。リスクを極力抑え、堅実な利回りを見込むことができる不動産投資の対象国はないものでしょうか。実は、日本にとって身近な国であるアメリカこそが、海外不動産に適した投資先と…
トランプ・ワイキキのオーナー向けレンタルプログラムの詳細
谷貝 亮
約80%のオーナーが利用しているレンタルプログラムTrump International Hotel Waikiki Beach Walk(以下Trump Waikiki)やThe Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach(以下 Ritz Waikiki)等のホテルレジデンスの購入後にはご自身の別荘もしくは住居にする選択、ホテルとレンタル契約を締結し、自分がハワイに滞在しない間はホテルに貸し出すという選択、また、ホテル側が許可する第三者のレンタル会社を通してのレンタル契約をするという選択、という3つの選択肢がありま…

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