ホテルレジデンスの購入後の活用方法として、ホテルとレンタル契約を締結し、自分がハワイに滞在しない間はホテルに貸し出して収入を得るという選択肢があります。今回はトランプ・ワイキキ(Trump Waikiki)において、ホテルとレンタル契約をする際に必要な書類や手続き、注意点などを見ていきます。

約80%のオーナーが利用しているレンタルプログラム

Trump International Hotel Waikiki Beach Walk(以下Trump Waikiki)やThe Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach(以下 Ritz Waikiki)等のホテルレジデンスの購入後にはご自身の別荘もしくは住居にする選択、ホテルとレンタル契約を締結し、自分がハワイに滞在しない間はホテルに貸し出すという選択、また、ホテル側が許可する第三者のレンタル会社を通してのレンタル契約をするという選択、という3つの選択肢があります。

 

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Trump Waikikiは総戸数462室になりますが、実際に別荘としての利用よりもホテルとしてレンタルに出されているオーナーが大半になり、80%程の人がTrump Waikikiで用意されているレンタルプログラムに加入していると言われています。

 

まさに来月、再来月にオープンを予定しているRitz WaikikiもTrump Waikikiと同様にレンタルプログラムを用意していますが、現在レンタルプログラムへの参加を希望しているオーナーは各担当の不動産エージェントとレンタル契約に必要な手続きを行っています。今回はホテルにレンタルに出す際の必要書類と必要な手続きについて見ていきます。

 

【必要書類】

①Rental Agreement(レンタル契約書)

②ACH Authorization Form(ホテルへ収入/費用の入金/出金先口座指定書類)

③W8ECI Form(米国非居住者証明書類)

④Liability Insurance(賠償責任保険書類)

※レンタルプログラムへの参加には賠償責任保険への加入が義務付けられています。

 

【必要な手続き】

①ハワイ州納税者番号の取得

②連邦納税者番号の取得

※連邦納税者番号の提出につきましてはレンタル契約後の提出も可能になります。

③米国銀行口座の開設:ホテルからの収入の入金先、管理費や電気代等の自動引落口座として必要となります。

 

【その他(オプション)】

①Credit Card Authorization Form:レンタル契約時に必要なディポジットをクレジットカードで支払う場合に提出する書類になります。

②GET TAT letter & Power of Attorney:売上税(GET)・ホテル税(TAT)の納付をホテルへ依頼する場合に提出する書類になります。(※別途費用:月額$50)

稼働状況は毎月のRental Statementで確認

上記必要書類の提出、手続きを行うことでホテルとしてレンタルが開始されることになります。そしてレンタルが開始されると本連載第5回(こちらを参照)にてご説明したRental Statementが毎月オーナーのお手元に届き、ホテルの収入や稼働状況を確認することができます。

 

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また、別荘や主たる住居として利用している場合は、売却時のみアメリカにて確定申告をする必要がありますが、ホテルにレンタルすると部屋を貸し出すことで所得が発生するため、毎年アメリカにて申告をする必要があります。

 

ハワイにも日本語が堪能な会計士も多くいますので、レンタルに出す際には事前に担当の不動産エージェントに確認されるとよいと思います。

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