まず見直すべきは「保険」
日本人は保険が大好きなようで、保険に加入すると何となく安心だ、ということで多数の保険に加入している人も多いようです。しかし、保険に加入するということは、保険会社のコストを負担するわけですから、本当に必要な保険に限って加入するべきでしょう。
専業主婦(夫)と乳飲み子を養っている一家の大黒柱は、生命保険に加入する必要があります。自分に万が一のことがあったら遺された家族が路頭に迷ってしまうからです。しかし、生命保険に入る必要のない人も大勢います。
新入社員に対して「一人前の社会人なのだから、生命保険に入りましょう」などと勧誘する人がいるかもしれませんが、「一人前の社会人は保険に入るものだ」という決まりはありません。むしろ、普通の新入社員は生命保険に入る必要はありません。新入社員に万が一のことがあっても、悲しむ人はいるでしょうが、金銭面で路頭に迷う人はいないからです。
退職したサラリーマン(男女を問わず、公務員等を含む。以下同様)も、生命保険は原則不要でしょう。彼(女)は退職金を受け取って多額の預金があるので、万が一のことがあっても配偶者は遺産を相続し、路頭に迷うことはないからです。
医療保険も、原則として不要です。現在加入している健康保険について調べてみましょう。「高額療養費制度」という制度があり、重い病気で治療費がかさんでも自己負担には上限があるので、医療費で破産するようなことは考えにくいからです。
学資保険も不要でしょう。子が生まれた時から将来の必要な教育費は見当がつきますから、その分を貯金しておけばよいだけのことです。
もっとも、保険は解約すると少額しか払い戻しが受けられない場合も多いので、「今後は保険料は払わない。その結果、受けられる保障内容が貧弱になってしまうのは仕方ない」という方向で保険会社と相談してみましょう。
自動車は必要か、子どもの習い事はためになっているか
都会に住んでいる人は、自動車は必要でしょうか。自動車は買い替え費用を含めると結構な維持費がかかるので、自動車を手放して公共交通機関で生活することも検討してみましょう。相当贅沢にタクシーを使っても費用が安くなる場合も多いようです。加えて、駅まで歩くようになると健康になり、スポーツジムの年会費が不要になるかもしれませんよ(笑)。
子どもに多くの習い事をさせている親も多いようですが、本当に子どものためになっているでしょうか。もしかして、「自分はきちんと子育てをしている」という親の自己満足のための出費になっていないでしょうか。冷静に考えてみることも必要でしょう。
