1万9,000ドルを超えても「即課税」ではない
米国では、年間1万9,000ドルを超える贈与をしたからといって、超えた部分にいきなり贈与税が課されるわけではありません。
一定の場合には贈与税の申告書を提出し、その贈与額を生涯の贈与・遺産税の控除枠に算入していく仕組みになっています。
つまり、米国では「年間の非課税額」と「生涯を通じた大きな控除枠」を組み合わせて贈与税を考える必要があります。
生涯では1人1,500万ドルまで
2026年の米国の遺産税・贈与税を合わせた基礎控除額(basic exclusion amount)が1人1,500万ドルとなっています。1ドル150円で単純に換算すれば、約22億5,000万円です。
日本の贈与税の基礎控除額110万円と比べると、金額だけを見れば非常に大きな差があります。ただし、この1,500万ドルは「毎年1,500万ドルまで贈与できる」という意味ではありません。
生前贈与と死亡時の遺産移転を合わせて利用する、連邦遺産税・贈与税の生涯にわたる基本的な控除枠と考える必要があります。
