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6,750万ドルから始まったレイカーズの物語
現在では約125億ドル(約2兆円)という評価額が付くレイカーズですが、もともとは現在ほど巨大な資産ではありませんでした。
1979年、実業家のジェリー・バス氏が、ジャック・ケント・クック氏からレイカーズ、NHLのロサンゼルス・キングス、ザ・フォーラムなどを含む資産を6,750万ドルで購入しました。
バス氏のオーナー就任後、レイカーズは大きく飛躍します。マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル・ジャバーらスター選手を擁し、華やかな攻撃型バスケットボールで人気を集めました。「ショータイム・レイカーズ」と呼ばれた黄金期は、チームのブランド価値を大きく高めます。
その後も、シャキール・オニール、コービー・ブライアントらスーパースターがチームを支え、レイカーズはNBAを代表する球団となりました。
ジェリー・バス氏が2013年に亡くなるまでに、レイカーズは10度のNBA優勝を果たしています。もちろん、現在のレイカーズの価値は、こうした歴史だけで説明できるものではありません。
NBAそのものが巨大なスポーツビジネスへと成長しました。テレビやストリーミングによる放映権、スポンサー契約、チケット、グッズ、ライセンスなど、球団が生み出す収益は大きく拡大しています。人気球団を所有すること自体が、極めて価値の高い資産を保有することになったのです。
父から6人の子どもたちへ
2013年にジェリー・バス氏が亡くなると、レイカーズは6人の子どもたちに引き継がれました。
バス氏の遺志を受け継ぐ形で、長女のジーニー・バス氏が球団運営の中心を担ってきました。バス家にとってレイカーズは、単なる投資対象ではありませんでした。父親が築き上げた財産であり、家族の象徴でもあります。
しかし、ジェリー・バス氏の死から10年余りが経った2025年、その関係に大きな変化が訪れます。バス家がレイカーズの支配権を手放すことになったのです。

