米国は「贈与した人」が税金を負担
一方、米国の贈与税は、日本とは仕組みが大きく異なります。
日本では基本的に、財産を受け取った側が贈与税を納めます。
これに対して米国の連邦贈与税は、原則として財産を贈与した側、つまり贈与者が負担する仕組みです。
この違いは、日米の贈与税を比較するうえで重要なポイントです。
さらに米国には、1年間に一定額までの贈与を課税対象から除外する「年間贈与税控除(annual exclusion)」があります。
年間1万9,000ドルまでの「贈与税除外額」
2026年については、年間贈与税除外額は1人の受贈者につき1万9,000ドルです。
たとえば、父親が子どもに1年間で1万9,000ドルを贈与しても、この年間除外額の範囲内であれば、通常はその贈与について連邦贈与税の対象にはなりません。
夫婦の場合には、一定の要件のもとで夫婦それぞれの年間除外額を利用することもできます。
ここだけを見ると、日本の年間110万円と似ているようにも見えます。しかし、米国にはもう一つ、大きな仕組みがあります。
