国際紛争などの報道で、近年「地政学」という言葉を目にする機会が増えています。国の位置や地形などが政治や経済に影響を与えるという考え方ですが、国際関係を読み解く視点は地理だけではありません。実は、各国で使われている「言語」に注目すると、国境を越えた人や資金の移動、さらには税制の違いまで見えてきます。今回は、公用語の広がりを手がかりに、言語と国、そして税制の意外な関係について矢内一好氏が解説します。
ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
食料品消費税1% 減税×給付付き税額控除の真実
矢内一好(著)+ゴールドオンライン(編集)
父が溶かした退職金【上巻】・【下巻】
小林篤典(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
地理だけではない「地政学」の視点
最近の国際紛争などに関する報道では、「地政学」という用語が頻繁に使われています。この用語は、その国の地理的条件が政治や経済などに影響を与えることを意味するものです。
例えば、米国とイランの紛争では、これまであまり注目されていなかった中東のオマーンが、ホルムズ海峡に隣接していることから話題となっています。
世界に広がる言語圏に注目する
地政学以外にも、「使用言語人口」という観点から国際関係を見ることができます。世界の公用語人口ランキングでは、英語(15億人)、中国語(14億人)、スペイン語(5億人)、アラビア語(4億人)、フランス語(4億人)が上位5位となっています。
このうち、スペイン本国の人口は約5,000万人、フランス本国の人口は約7,000万人です。スペイン語は中南米の国々で公用語として使用されており、フランス語はアフリカ諸国、スイス、ベルギー、カナダなどの公用語となっています。
国際課税研究所首席研究員 博士(会計学)。
中央大学大学院商学研究科修士課程修了。昭和50年東京国税局に勤務、平成2年退職。産能短期大学助教授、日本大学商学部助教授、教授を経て平成14年中央大学商学部教授(平成30年退職)。税務大学校講師、専修大学商学研究科非常勤講師、慶應義塾大学法学研究科非常勤講師、新潟産業大学経済学部非常勤講師、武蔵大学経済学部非常勤講師を歴任。
著書に『国際課税と租税条約』(ぎょうせい、第1回租税資料館賞受賞)、『租税条約の論点』(中央経済社、第26回日本公認会計士協会学術賞)、『移転価格税制の理論』(中央経済社) 、『詳解日米租税条約』(中央経済社)など。
最新刊はこちら↓
『食料品消費税1% 減税×給付付き税額控除の真実』
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載ゴールドオンライン新書編集部発_注目の執筆者の書下ろし!