税務調査官の前で決してやってはならない「2つ」のNG行為
いざ税務調査が入った際、経営者が最も守るべき鉄則は、「焦って適当な回答をしないこと」と「絶対に嘘をつかないこと」の2点です。
税務調査官は、事前に銀行口座の入出金履歴や主要な取引先の情報など、想像以上に膨大な証拠を裏で集めてから調査に臨んでいます。そこであやふやな嘘やその場しのぎの言い訳をしてしまうと、事実と異なる発言が「悪質な脱税行為」や「隠蔽」とみなされ、通常であれば自主的な修正や丁寧な指導で済んだはずのミスであっても、最も重いペナルティである重加算税などの対象になってしまいます。
質問に対してその場ですぐに答えられないことや、記憶が曖昧な内容については、焦って取り繕う必要はありません。「確認してから回答します」「一度税理士に相談します」と伝え、持ち帰ることが最も確実で安全な防衛策となります。
恐れ過ぎず、正しく備える
税務調査は、適切な対策と日頃からの透明な経理処理を行っていれば、決して過度に恐れる必要はありません。今回解説した15の指摘ポイントをチェックリストとして活用し、自社の帳簿や処理に不備がないかを事前に検証しておくことが重要です。
万が一の調査時には、嘘や憶測での回答を避け、税理士のサポートを受けながら誠実に対応していくことが、会社と個人の財産を守る最善の道といえます。
黒瀧 泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士
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