「親父、お金厳しいの?」…息子からの質問に“まさかの返答”
「親父、定年後の生活はどう?」
久しぶりに実家へ顔を出したのは、都内で会社員として働く聡介さん(仮名・38歳)。66歳になる父・宏さん(仮名)は、1年前に定年退職していました。
仕事を辞めてからというもの、両親は以前にも増して家で過ごす時間が長くなったといいます。
「旅行とか行かないの? せっかく時間ができたのに」
聡介さんがそう聞いても、父は「そのうちな」と答えるだけ。母も「お父さんが家にいるから、3食作るだけで一日終わっちゃうのよ」と苦笑いします。
現役時代から派手な生活をする両親ではありませんでした。外食は少なく、洋服や家電も長年大切に使う生活です。
「定年後は、人生を楽しんでくれるといいな」――そう思っていた聡介さんでしたが、実際には以前とほとんど変わらない生活。むしろ、退職してからのほうが節約しているようでした。
聡介さんは思い切って聞いてみました。
「もしかして、老後のお金って結構厳しいの?」
家族でも、親の懐事情を聞く機会はありませんでした。すると父は少し考えてから口を開きました。
「いや……そういうわけじゃない」
「本当に? お金のことって言いづらいだろうけど、俺にとっても無関係じゃないから、はっきり教えてよ」
父は苦笑いしながら、思いがけない事実を明かしました。
「実はな。お前にはまだちゃんと言ってなかったけど、貯金は8,000万円以上ある。家もあるし、厳しいってことはないんだ」
